金星大接近?


 あけましておめでとうございますから、あっと言う間に今日は9日。
今日で、タワーズライツも終わりです。
名残惜しいですが、季節ものですので、これも運命(さだめと読んでください)であります。

さて、この内容は昨日書こうかなと思ったのですが、
もうこの先見えないのであれば、書いても、、、とやめたのですが、
なんと、今日も見えてしまったので、これはぜひ書かねばと、
若手スタッフにもせかされて。
このネタは、天文関係者の方でないと、すごさ(うれしさ)が
わかってもらえないかもしれませんが、おつき合いくださいませ。

それは、金星です。
秋からずっと、夕方の空に「宵の明星」として輝いていた金星。
この13日が内合といって、地球から見て太陽と同じ方向になり、
それを過ぎると今度は明け方の空で「あけの明星」となります。
内合の前後は太陽に近すぎてしばらく見えなくなります。
望遠鏡で視野を限ればいざ知らず、5日前にはもう見えないだろう。
というのが昨日。望遠鏡教室に参加されていた方はご存知ですが、きれいに見えたのです。
4日前の今日(1/9)は、気圧の谷も通るので、、、曇ると思って、
16時のプラネを終わって外へ出たら、きれいに晴れているではありませんか。
そこで若手スタッフと屋上へ。見えた!



見えています。矢印の先が金星。
焦点距離200mmの望遠レンズで撮影、トリミングしてあります。

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見えただけでもすごいのですが、なんだか横に長い気がする。
これは形を知っているので、そんな気がしてしまうのかも。

さらに、上の写真を拡大すると、


形が写っている! 金星は普通、望遠鏡で拡大撮影しないと形が写せないものなのですが、
普通の望遠レンズで、、、。ちなみに同じレンズで撮影した今日の月と同倍率で合成すると、



これは、「金星にしては」ずいぶん大きいのです。



理屈はこんな具合で、近いと三日月の形になり、近い分だけ大きくなります。
今日の金星の見かけの直径は角度で62秒。視力1.0の分解能が60秒ですから、
それを超えている訳です。つまり、良ーく見ると横に長く見えても悪くないのです。
今日は、内合4日前に見えたというのもすごいのですが、
こんなに大きな金星を撮れたというのも、なかなかない事なのです。
8日に屋上天文台の65cm望遠鏡でビデオ撮影した若手スタッフ2は、
いつものレンズの組み合わせで撮影しようとしたら、
撮影画面からはみ出した! とのことです。
8日の昼間の星をみる会に来られた方はホントにラッキーだったのです。

しかし、これを狙って夕方の観望会を組める(見える時間は非常に短い)わけでもないし、
見事な晴天だったから見えた訳で、さらにさあ見ましょうとオススメするにも
難易度が高すぎるので、上の貴重な記録写真でご勘弁下さい。

ちなみに惑星のみかけの大きさをグラフにすると、
金星は結構、大きく見える惑星で、そのまた大きいところを見ている事になります。

とってもマニアな方に限ります。明日(1/10)狙ってみますか?
(上の写真は17時12分に撮影したものです。17時にはスタンバイしてください)
(太陽に近いので、望遠鏡を使う方は、日没前は、太陽が視野に入って危険です。ご注意ください)



Posted: 月 - 1月 9, 2006 at 06:48 PM   トップに戻る      


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