もうね、私にとっては特別な響きですよ。クソガキ時代から、憧れの町でした。
そういうわけで、ストーンズのヨーロッパツアーの話が出るだけで、ロンドンには行きたくなるんです。そういうものなんです。
今回のロンドン行きは、けっこうすんなりとOKが出ました。ええ、家内から。
ヨーロッパツアーの噂が出て以来、虎視眈々とチケットを狙っていたのですが、2005年11月29日、いきなり正式発表と同時に発売されました。
時刻は思いっ切り勤務時間の17時です。ロンドン時間の9時に発売というわけだ。
友人のMちゃん(感謝)から電話をもらった私は、速攻でオフィシャルサイトにつなぎましたよ。え? 仕事? まあ、どうせ残業代なんかつかないんだから、チケ取りに費やした分を余計に働きゃいいんですよ。
おお、噂どおり、新しく建て直し中のウェンブリー・スタジアムです。ハイ、ここ重要なので覚えておいてください。
速攻で公式FCからチケマスUKにつなぎましたが、何と最初はUKもしくはアイルランド在住でないと申し込めません。
私は公式FCの古くからのメンバーなので、こういう時は優遇されるんですが、これではどうにもなりません。同じく古くからのメンバーMちゃんと連絡は取り合うものの、やはり海外からは登録すらできません。
意気消沈して帰宅したら、夜になって外国からのアクセスを受け付けるようになりました。速攻で買いましたよ。A5ブロックの13列目でした。最初のアクセス時にはA3の2列目だったので、今思い出してもけっこう悔しいです。
ちなみに今回はあらかじめ確認メールに問い合わせ防止策として、
Tickets will be despatched as soon as possible, but may not be received until 7-10 days before the event. Please do not contact us unless you have not received your tickets within 7 days of the event.と書かれていました。 それは、前回ハードクレーマーと化した俺に言ってるのか(笑)。上等だ。そこまで言うなら待ってやろうじゃないの。もっとも、7日前じゃどうにもならないので、最悪の場合はまた苦情メールを送るしかないな。
ともあれ、これで2006年8月20日のチケットを確保、Kちゃんが22日の分を後日確保してくれたので、2回見に行けることは確定です。
それにしても、公式ファンクラブの最大枠である「1人4枚」を確保して、それが全部友達に行き渡るんだからねえ。不思議っちゃ不思議です。東京じゃなくて、ロンドンのチケットですよ(笑)。すげえ友達が揃ったものです。
続いては飛行機の予約です。
実は今回、マイルで航空券をゲットしました。しかも何とビジネスクラス。
少額の買い物でもカードを使って律儀にマイルに変えていたのですが、Edyでの買い物やガソリンを入れるときにつくマイルやらがチリツモで、引越しマイルなんかも付き、これまでの累積分と合わせると、必要な85,000マイルを微妙にオーバーしていました。
よっしゃ! これはチャンス!
天佑のような気がしましたよ。ロンドンに行ってこい!と神様に言われてるような気が。
が、05年12月で期限切れのマイルを失うと、ビジネスは無理。しかもかなり先までマイル分は予約が入っており、8月17日発・25日帰国というパターンしか予約できません。
ここは強行突破、予約しましたよ。18日にはアイルランドはダブリンでの公演も予定されており、17日にヒースローからダブリンに飛び、公演翌日の19日にロンドン入りして2公演見て帰国、という計画でした。もっとも、その後ダブリン公演はプロモーターの不手際で中止になってしまったので、終始ロンドンということになりましたけど。
いやあ、楽しみだ。このためだけでも頑張っていける。
……が、しかし。
さすが外人は万事いい加減です。春には、ウェンブリー・スタジアムが夏までには完成しないというニュースが出回りましたね。
どうすんだよ!
どこでやるんだよ!
スタジアムができないのに、どうやってコンサートを開くんだよ!
断言できるけど、施工業者が日本企業だったら、とっくに完成してるぞ。
すると、あっけなく03年にもやったトゥイッケナム・ラグビー場への振替が決定。ななな何だそれ?
4月には「同じ席でトゥイッケナムか、キャンセルか」と尋ねるメールが来たので、しょうがねえから「それでもいいよ」で返信フォームに入力しました。
で、それから3ヵ月、何の音沙汰も発表もねえんだ、チケマスUKは!
7月15日、業を煮やして問い合わせメールを送ったら、「大丈夫、チケットは確かに押さえてあるよ。でも予約番号は○○に変わったから。で、現地受け取りね。4時に開場だけど、僕らは30分前からいるので、来てねー」との返事。
…………
はぁ?
じゃあおめえ、黙ってたら新しい予約番号教えねえのかよ! 知らずに当日を迎えて現地行ったら、「番号ちゃうやんけ」とか言ってチケットよこさねえのか?
……まあいいや。現地で受け取りね。ハイハイ。
ところが、その舌の根も乾かない24日、何の予告もなく突然、しかも普通郵便でチケットが届いたんです。
ううう、チケットが届けばそりゃうれしいんだけどさ、普通郵便かよ。もし途中でなくなったり、ポストから落ちてるのが拾われちゃったり、誤配されたりしたらどうすんだよ……。
「このジャップ、うるせえんだよ。いいからチケット送っちゃえよ」的なやり取りがあったのかと想像しましたが、友人全員に(普通郵便で)届いてました。ということは、単に奴らがスチャラカだということか。
| ※06/09/05追記 大事なことを書き忘れてました。 まず、キースが椰子の木から落下(笑)。いや、笑い事じゃないんだけど。何せ脳の出血を取るためにオペまでやったわけだし。 もう1つは、ミックの喉頭炎による、直前のスペイン公演全キャンセル。本来なら「UKツアー、大丈夫かよ!」と思ってしかるべきですが、これも勝手に「地元ロンドンを控えてるから大事を取ったんだろう」と思ってました。たぶん、正解です。 |
それでもチケットさえ届けばこっちのもんです。S氏にホテルの予約をしてもらい、諸事情あって最終日のみ私が自力手配して宿の確保も完了。
後は渡英を待つばかり……だと思ったら、とどめの一発にテロ騒ぎですよ。
8月10日、イギリスのテロ組織がアメリカ行きの便に液体の爆薬を持ち込もうとしていたのを摘発され、いきなり機内への手荷物持ち込みが禁止になる騒ぎに。
イギリスからの出国は更に厳しく、空港に着いてから搭乗まで6時間かかったという噂も聞きました。
ろ、6時間??
テロリストの馬鹿ども、余計なことしやがって!
……まあ、そうなっちゃったもんは仕方ない。逆に「これで警戒が強くなるから、俺が乗る便ではテロは起きないし、ロンドンも厳戒態勢だから安全だろう」と思うことにしました。
後は粛々と準備です。
子供たちを実家に預かってもらいました。行く途中に驚異的な豪雨に見舞われたりもしましたが、何とか終了。
荷物を減らすため、現地で捨てられるようにボロめのTシャツとパンツを選び、足りない分は100均で買いました。100円なら捨てても屁でもないしね。
問題はこの時期に佳境を迎える仕事の件ですが、これはもう仕方ないので多少は現地で仕事をする覚悟がありゃ何とかなるだろうと。
すったもんだありましたが、ようやく迎えた17日。スーツケースを引きずって成田に向かいました。離陸の3時間近く前の余裕の到着です。
まずは現地用の携帯電話のピックアップ。DoCoMoのものとは別に、現地連絡用に調達したもので、ビジネスクラスの乗客にANAが無料で貸してくれるものです。もっとも、通話料は容赦なく1秒に4円も持っていくんですけどね。かけてもかかってきても。
幸い、私の出発日前日から手荷物の規制が緩和され、当日には一応ほぼ通常の状態に戻っていましたが、ロンドン便は警戒のためおサイフケータイによる搭乗券ピックアップをしてませんでした。新しいテクノロジーを試したかったのに、微妙に残念。
同じ便で行くS氏と合流し、彼のブログ用の撮影を手伝いました。
ちっちゃいぬいぐるみが主人公のブログなので、おっさん2人でぬいぐるみを撮影する珍妙な姿が国際空港で展開されます。
彼はすでに周囲の珍奇な視線に慣れているようですが、私はそうではありません。いやあ、よくやったと思いますよ(笑)。
その後、ラウンジへ。
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| ラウンジから撮影。雨が降っていました。 |
ビールとうどんが欲しかったのですが、まずは喫煙を優先。喫煙区域でタバコを吸いながら、翌日出発の友人たちと連絡を取りつつ、DoCoMoの海外用携帯へのカード差し替え。
トイレに行ったりしているうちに、もう出発のアナウンスが。そそくさとゲートに向かいます。
うどんとビールに心残りがあったものの、平民なもので専用ゲートから優先で入れるだけでうれしい気分に。
ただ、俺の前に並んでいた家族連れが、エコノミーなのにファーストとビジネス用のゲートから強行突破しました。あれは人間としてダメだよな。一緒にいたガキどもに与える影響を考えてみろよ。「お父さん、ズルしてビジネス用のゲートから入っちゃった。並ばなくてラッキー」と胸を張って言えるか?
もし万一これを読んでいたら悔い改めるように。とは言っても、悔い改めるような奴なら最初からやらないか。こうして馬鹿が子供に引き継がれていくと思うと憂鬱だねえ……。
入ってすぐ左がファーストクラス。さすが200万以上取るだけあって、バスタブのような椅子が並んでいます。スクリーンも15インチはありそうなものです。まあ、一生縁はねえだろうな。
今回は2階席を選んだので、初めてジャンボの階段を上ります。
何だか高さに余裕がないような……。いや、言うまい。何せ非常口前の席なんだから。
恐らく今後乗ることはないだろうから、一応撮影しておきました。 
実はこの椅子、幅は03年に乗ったプレミアム・エコノミーと大差ありません。全席との距離が長く、また斜めとはいえ真っ平らになるところが違いますが、そのために数十万の違いを許容できるかと言ったら、ちょっと微妙です。金払ってまで乗るかどうかは……平民じゃなくなるようなことがあったら考えようかな。
しかしまあ、前回に続いて今回も隣が外人だったのですが、白のTシャツにジーンズ、190はあろうかという長身に栗色の髪の毛、毛むくじゃらの腕、でかい態度という、典型的な頭の悪いアメリカ人(勝手に推定)。
野郎が行儀が悪いったらありゃしねえ。席と席の間の小テーブルを勝手に占有し、ドバドバものを置いた挙げ句、新聞を床に直接置き、メシを食えばパンのくずをボロボロとシートまでこぼす始末。
シート操作の時に、何度か奴の荷物を迷惑そうにどかしてみると、勝手に隣がいないシートに移っていきました。馬鹿野郎。とっとと失せろ。
「M.I.III」から映画鑑賞スタート。なかなか寝付けなかったので、「トリスタンとイゾルテ」や「ベストヒットUSA」しまいにゃ「男はつらいよ」まで見ちゃいました。
ヘッドホンがソニーのノイズキャンセリング・ヘッドホンだったので、エンジンの爆音がさほど気にならないレベルまでは下がっていたが幸いしたのか災いしたのか……
数回、短い睡眠は取れたのですが、気づけば飛行機はデンマーク上空へ。
そうこうするうちに、飛行機は海峡を渡り、ブリテン島の上空です。
皮肉なことに、建築中のウェンブリー・スタジアムが飛行機から見えましたよ(笑)。アーチがやっとできあがったくらいの状態でした。
間もなく、飛行機はヒースローに着陸しました。
さあ、懸念される入国審査です。見ていると、何だか難航しているように見えてきます。
いよいよ順番です。係官はスキンヘッドの黒人のオッサン。ボブ・サップというか、ズールというか……。こいつ相手が外人ってことに配慮してしゃべってくれるかなあ……
と思ったら、いきなり「こんばんは!」とオッサン。いちおう、礼儀として「こんにちは」と訂正してあげました。
続いて「観光ですか?」(日本語で)
「何日いるの?」(英語で」
質問はこれだけ。すんなり「OK!」とスタンプが押されました。
日本人は安全だという評価でもあるんでしょうかね……。
今回は荷物の遅延もなく、すんなりと手続き完了。
取るものも取りあえず、S氏を待たせて外の喫煙所に。
そこで、現地在住という日本人に喫煙事情を取材しました。あいかわらず路上喫煙もOKだし、食事に行ってもみんな吸っているとのこと。ただし2007年までだそうです。
駅へ向かうと、けっこうな数の警官がいます。いまだ厳戒態勢なんでしょう。
現金がなかったので、カードで7日間オールゾーンのオイスター・カードを購入し、地下鉄で市内へ向かいました。
その車内でもブログ用にぬいぐるみの撮影を始めるS氏。やめろと言っても聞かないだろうから、放っておきましたが、やはり周囲の外人さんはみんな驚愕の目を向けています。そりゃそうでしょう。ニコンの一眼レフで、地下鉄の車内で突然ぬいぐるみの撮影ですから。
見ていた人の1人(インド系らしいオバチャン)が「So cute!」と言ってくれたのが救いです。あ、もちろんぬいぐるみがですよ。オッサンがじゃありません。
地下鉄はサウス・ケンジントンに到着。この駅はバリアフリーではないので、何度か傷んだ腰に力を入れてスーツケースを提げることになりました。
ホテルでは、喫煙室のリクエストが禁煙室になっており、替えてもらうために手間取った他はすんなりチェックイン。少々手狭ではありますが、4階の過ごしやすい部屋です。
クラシックのコンサートのためにロイヤル・アルバート・ホールに向かうS氏と別れ、まずは現金ゲットのために2駅離れたハイ・ストリート・ケンジントンのマークス&スペンサーへ。改札を出てすぐ右に入口があります。
ここが実にお勧め。日本の金券屋よりもポンドが安く、しかも手数料が無料ですから。空港ではカードで地下鉄やヒースロー・エクスプレスの切符が買えますから、どこかもマークス&スペンサーに行くまでは、日本でポンドを買う必要がないんです。
もっとも、国外に円を持ち出すことになるので、外貨準備高やら何やらに影響があるのかも知れませんが、大した影響じゃないでしょう。
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| 一応、写真だけ。きれいな夕陽です。 |
この後、ウォータールーに移動して“本物のウォータールー・サンセット”を拝むのですが、その辺のことはキンクスのブログEach Kinky Thingsで。
ウォータールー駅に入ると、国際駅だけあって大量の警官がいます。彼らが邪魔でまっすぐ歩けないというのは言い過ぎでしょうかね。
駅構内のパブで夕飯を食い、ホテルに戻る途中でS氏とバッタリ。
その日はそのままホテルに戻って、すんなり寝ました。
翌18日はキンクスゆかりの地巡りをやるのですが、その辺もEach Kinky Thingsに譲りましょう。18日の夜はこの日到着のKちゃんHちゃんのWild Girlsとアールズコートで楽しく飲み。何だか新宿にいるような錯覚が(笑)。
19日は、いよいよ聖地ダートフォード訪問です。

