ロンドンは面白い! 今回はストーンズに関係のない内容……と思いきや、一筋の光明が!

 初めてのロンドン、史上最強に楽しい旅でした。次の機会があったら、ロンドン全公演制覇くらいの勢いで長期滞在したいほどです。
 そのころにはガキどもも大きくなっているでしょうから、今回のような騒ぎにはならないと思うので、金さえあれば行けるかな。……金さえあれば。

 それほど楽しかったロンドン滞在中に感じたことや、帰国後のことをちょこちょこ書いて“ロンドン編”の締めくくりとしたいと思います。

インド人が多い
 とにかく多いです。インド人とパキスタン人。下手すりゃ白人よりもいっぱいいるんじゃねえかというほどです。
 私はインド人というとどうしてもタイガー・ジェット・シン(リンク先の人とは友達ではありません。ググったら出てきただけです)のイメージが強く、反射的に恐怖を感じるんです。サーベルの柄で殴られそうな気がして。30代以上の方ならご記憶の向きも多いと思いますが、70年代に猪木と構想していた頃のシンの恐ろしさったらなかったですもんね。
 ファンに殴りかかるのも普通のことでした。ファンをサーベルの柄でぶん殴ろうとして、直前でよけたファンの後ろにあった鉄柵に当たったら火花が散ってたなんて話も聞きます。
 インド人の方に誤解のないように言っておきますが、あくまで本能的恐怖であって何ら差別感情はないですからね。だって、怖いものは怖いんだから、しょうがないでしょ。あっ、サーベルで殴らないで!

道が狭い
ダブルデッカー  不完全ながら完全主義者の私は、ロンドンに行く前には地図をずいぶん見ました。そこで現地をイメージすると、自分の日常と現地への先入観が混じったものになります。
 道の広さは、当然東京の道を考えるわけですな。アメリカみたいなやたらと広い道じゃないでしょうから。
 実際に見たロンドンの道は、すげえ狭いです。何でだろう。地図を見ると大通りと目される道でも、これが狭いんです。歌舞伎町のセンター通りと変わらないくらい。片側2車線の道路もあまり見ません。そんな中をでっかいダブルデッカーがバンバン走るんですからね。
 そして、イギリス人は信号よりも自分の目で行動しますね! 赤信号なんかおかまいなしにひょいひょい道を渡ります。
 ……きっと、事故なんか多いんだろうな。

携帯の着メロがヘン
 町中では、しょっちゅう着信音が聞こえました。日本ほどマナーにうるさくないんですかね。ただ、そのほとんどは単音の甲高いメロディでした。和音が鳴る機種は主流じゃないみたいです。
 その割に、インターネットへの対応はよさそうでした。
 ウェンブリー・アリーナのそばで、今回のスポンサーであるT-Mobileの人がファンをカメラ付き携帯で撮影してウェブにアップする企画をやっていて、私も写してもらったんですが、結構な画素数の写真をそれなりのスピードでアップロードしてました。
 お国柄によって、携帯の進歩の仕方も違うんですね。“着うた”なんて、たぶんイギリスでは流行らないんでしょうねえ。

緊急自動車がすごくうるさい
都市というのはどこも消防車やなんかがうるさいものです。でも、ロンドンはひときわうるさい! 常にサイレンが鳴っているといっても言い過ぎじゃありません。
 まず、音量が大きくて、かんに障る音色だというのもありますが、“常に”と感じるのは、救急車、消防車、パトカーとも音色が似ていることに原因がありそうです。
 滞在中は区別が付きましたが、もう忘れちゃいました。

喉が渇く
 とにかくミネラルウォーターのペットボトルなしに過ごすことができません。とにかく乾燥していて、喉が渇きます。
 しかも空気が汚いようで、1日行動した後に鼻をかむと、黒いものが出てきます。水も飲まなけりゃ、乾燥した喉にこんなものが付着するわけですから、あっという間に喉が痛くなることでしょう。

“英国紳士”は本当にいる!

英国紳士
絵に描いたようなイギリス紳士!
 これは驚いた!
 図をご覧ください。こんな人相風体の、漫画にでも出てきそうな“イギリス紳士”が、町中にホントにいるですよ。
 山高帽、山羊髭、マント、ステッキと揃ってるんです。
 もっとも、日本でもまれに和服姿の人がいますけど、ちょっと驚きます。ジロジロ見ないようにするには多少の自制心が必要です。イギリスでもこういう人は同質の目で見られてるのかな……。
H君40周年うちわ
40周年記念うちわ!
H君が参加した9月の高額ツアー
 部下のH君(ブルース好き)は、新婚旅行を兼ねて9月13、15日のウェンブリーが見られる高額ツアーに参加しました。
 何とキース前3列目とロニー前2列目だったとのことで、奴の話で次の機会は絶対高額ツアーにしようと決心しました。
 来日の際、奴には「40周年記念うちわ」を制作し、用紙を支給したのですが、何とウェンブリーでスクリーンに大写しになったとのこと。いやあ、感無量です。

再来日騒動 そして……
 ちょうどH君がロンドン入りしている9月12日の朝、フジテレビの「めざましテレビ」で、何とストーンズ再来日をミックが断言したと報道されました。以前から11月再来日説は根強くささやかれており、その根拠はSARSの影響で延期になった中国公演が11月に行われる見込みになったので、そのついでに来るだろうという憶測だったかと思います。
 それがこうやってテレビで報道されちゃったもので、にわかに現実味を帯びてきました。
 いろいろな情報が集まり、IORRにも「Tokyo」が「Rumoured」ながら掲載され、これは“小規模会場で高額チケット”の公演が行われそうだ、と判断したのですが……9月29日だったでしょうか。IORRからTokyoが消えました。しかも、「アジアはたぶん中国4公演だけ」との表記が。東京のホテルをキャンセルしたらしいとの噂も聞きました。

 おいおいおいおい! こちとら金策まで考えてたってのに! そりゃねえよ……
 そのうち、(香港を含む)中国4公演がすべてIORRから消えてしまいます。やがて、香港政府はストーンズの招聘を撤回する声明を出した……のですが!10月14日、突然ストーンズのツアー・マネージャーであるマイケル・コールから「香港公演は行う。前渡し金も受け取っており、顧問弁護士が契約書にサインした」と公式発表しました。

 うわ、どうしよう!

 すっかり来日公演を見に行く気になっていたのが、急になくなったために宙ぶらりんだった気持ちにすっかり火がついてしまいました。ふと見ると、マイルも香港に行って来られるくらいは貯まっています。
 こ、これは行くしかないか!
 とととと、あ、あ! チケットが発売されちゃった! どうしよう……まだ妻の了承を取っていないのに……
 激しく逡巡しました。仕事の生産性が40%ダウンするほど悩みました。
 もう腹をくくらないといけません。まずは家内の了承を得て、それからチケットを取ろうと決意しました。その段階で席がなかったら、運命と思ってあきらめよう。そう決心したんです。

 するとまあ、よくしたもので、一足先に香港行きを決めた友人がチケットを押さえてくれたとの知らせが! しかも、家内の説得に失敗した場合にも処分はするから気にするなとのありがたい申し出。
 もうね、感激のあまり涙が出そうでしたよ。
 帰宅して、不退転の覚悟で妻に香港行きを申し出ました。案ずるより産むが横山易し。
 ストーンズについての私の行動に理解のある……というよりはすっかりあきらめている妻は、すんなりOKしてくれました。ありがたい! 何てできた妻だろう! 日本一!

 というわけで、当分の間休止かと思われた「私とストーンズ」、次回は香港編です! 乞うご期待!

戻る 次へ
PowerBook日記どこでもドア奇譚