お目当ては熊川哲也のボレロでカウントダウン!いやー、ドキドキした。で、1月1日を告げるクラッカーが不発で数秒遅れたのは…わはははは。
「ボレロ」というとやはりモーリス・ベジャール振り付けのものが有名で(映画『愛と哀しみのボレロ』のあれ)どうしても比べたくなってしまうのだが、今回の振り付けはみごとに払拭してくれた。ベジャールがリズムを活かして肉体の躍動を見せたのであれば、ローラン・プティは物語によってリズムを見せたと言うべきか。
熊川はどこかのインタビューで「どういう人物とかどんな場所とか、そういう設定考えていない。それは見る人それぞれが感じて物語を作り上げてくれればよい」というような内容のことを語っていたのを読んだ。なるほど、面白い。熊川には是非、年齢の節目節目でこの作品を踊ってもらいたいと思う。熊川の年齢、そして見る側の年齢によって異なる物語が見えてくるのだろう。楽しみだ。
TV中継されているから仕方ない?のだがどうにもつまらないトークが演奏の合間に入ってくれてまいった。何か気分が壊れるのだな。たぶんTVを見ている立場であればそれほど不快感はなかったと思うが。あとねぇ、コレもTV映像ウケ用なのか、妙に安っぽい飾り付けと照明でさぁ。助けてー。
演奏それ自体は楽しかった。質とかレベルとかそいうことは分からないが、聴いていてわくわくした。指揮者は何だかおもちゃのようなピョコピョコ動きをする人で、この公演用に新調したという燕尾服の袖がチョト長かったのが愛嬌。
この公演の観客かどうかは判然としないのだが、映画『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘップバーンのコスプレ(笑)をした人がBunkamuraのラウンジにいらした。例の黒いワンピースに真珠のネックレス、肘まである白い手袋と長い煙管、髪の毛は夜会巻、というやつ。コスプレが許されるような美人でした(笑)