自称☆芝居道楽委員会

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I Love You 愛の果ては?

2004年9月2日(PARCO劇場)

1年前に同じメンバーで上演した公演の再演である。再演するからにはそれなりに成果を上げた作品なのだろうとは思ったが、あまりにラブラブ・モードなタイトルなうえに、常に妙にテンションの高い川平慈英が出演しているということで、ちょっと引いてしまっていた。が、某チケット販売で公演直前の割引チケットが販売されていたため、それならばとチケットを入手する。

当日の劇場は、最近ちょっとお目に掛かっていなかったレベルで空いていた。前方の客席は9割方埋まっていたが、後方は5割埋まっているかどうか、という感じ。全体では7割を切っているかなぁ。
それでも開演前の絵麻緒ゆう&川平のアナウンスで会場の雰囲気がグッと盛り上がって、これは楽しめそう♪な予感。それにしてもこのアナウンス、絵麻緒がちょっと男役入った声で「本日はようこそパルコ劇場にいらっしゃいました」と言うので、ヅカ流に「○組の絵麻緒ゆうです」と続くのではないかとドキドキしたよ(笑)。

役者は絵麻緒ゆう、川平慈英、堀内敬子、戸井勝海の4人。それが入れ替わり立ち替わり様々な男女の恋愛模様を描いてゆくシチュエイション・コメディー・ミュージカル。初めてのデートに望む男女、教会まで来て結婚の誓約(制約?)に戸惑うカップル、バツイチ女のお見合いビデオ、奥さんの尻に敷かれている旦那、男の話に愛想笑いで答える女、配偶者と死別した高齢の男女…等。

印象的だったのは、結婚した幸せカップルを恨めしそうに睨み、「私はいつも付き添い」と嘆く女(絵麻緒ゆう)。客席に降りてきて歌い上げる歌も迫力だったが、カップルをにらみつける目の鋭いこと。マジモードでしょ!(笑)。お見合いビデオを撮る女(堀内)も、表情と手品が最高。

ラブラブではない場面があっても、タイトルが予感させたとおり基本的には楽観的に、そして明快に男女の恋愛模様を描いている。それが単純すぎるとか、そこまで男女の関係ってパターン化出来るものでもないでしょとか、思う人もいるだろう。実際私も観劇中に「あ〜、そういう場面、あるある」と笑いながらも「でも、それだけじゃないでしょ」と突っ込んでもいたし、そのアプローチは感心しないなと思うこともあった。
しかし、まぁ、このタイトルで、この4人で、しかも「これはミュージカル・コメディーです。深い感動や教訓を得たい方はお門違いです。シリアスなドラマを観たい人は帝国劇場へどうそ」というようなことをアナウンスで言ってしまっている公演なのだ。見終わって、ほわ〜んと幸せな気分になれてよかったな、と。そういう公演だった。

採点:★★★☆☆

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