自称☆芝居道楽委員会

2003年後半 <<芝居道楽録 <<HOME

tsutsumizo teatro「Gocaroku」

2003年12月31日(ウッディーシアター中目黒)

堤幸彦監督プロデュース公演の第3弾である。友人の三浦有為子が脚本を書いて出演(三浦麻衣子)しているというので、人情に駆られて観に行く。しかも、去年の『ISHIKARI』と同じく大晦日の昼公演。この時期にあえて公演をうつ堤も堤だが、これを観に行く観客も観客だよなあ(笑)

カラオケ・ミュージカルである。だから『シカゴ(4か5)』に対抗して『ゴカロク(5か6)』なのだそうだ。脱力するネーミングセンスだよ。こういうくだらなさって好きだな。客席に配られていた招待状は、舞台の小道具としてもよかったね。ま、このテのいたずら?は前回公演の石狩鍋パーティーのチラシもそうだけどさ。

肝心の物語は、またしてもダメダメな人達が集まって、告白する話。誰かに許してもらいたいと思っている人達の、ナンセンス・コメディ。
正直云って、あのラストで何がどう許されたのか、あるいは皆が何に救いを感じたのかさっぱりわからなかった。ミラーボールに全員が手をかざす場面なんて、できすぎでわざとらしいぞ!と突っ込みを入れたかった。
けど、ま、たぶんこの舞台は、真剣に観てはいけないモノなんだと思う。監督と役者がやりたいことを勝手にやってるわけで、それに付いて来れる人は楽しんでねってコトだろうからさ。深刻ぶりは去年の方が好きだったけど、カラオケ・ミュージカルという馬鹿馬鹿しさは大いに買うよ。

ヨッシー(野添義弘)のスリ・テクニックはそれなりだったし、ジロウ(佐藤二朗)のつぶやき語りはいっちゃってるし、メグ(氏家恵)は雰囲気怪しいし、マイ(三浦麻衣子)のパンダぬいぐるみは力作だったし、偽・犬山イヌ子(広澤草)のお子ちゃましゃべりは許される可愛さがあったし、王子(山崎和如)は確かに一瞬市村正親だし、店長(屋良学)の瞬きしない死体ぶりはあっぱれだし、フタバ(二葉緑)の流れたマスカラは怖かった。

とにかく、何が何だかよくわからんが、くだらねー!と思いつつも、うっかり見入ってしまった。

採点:★★★☆☆

2003年後半 <<芝居道楽録 <<HOME