自称☆芝居道楽委員会

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2006年☆映画録

映画館に足を運んで観た映画の羅列です。題名/制作年/制作国/監督/ひとこと感想の順で示しています。上が最新、下に行くほど古い記録です。

『あるいは裏切りという名の犬』

2004年/仏国/オリヴィエ・マルシャル
正義感レオ・ヴリンクス(ダニエル・オートゥイユ)と、野心派ドニ・クラン(ジェラール・ドパルデュー)。どちらの漢の顔にも生き様の年輪が刻まれている。パリ警視庁の部下達の表情、眼差しにも力がある。

『エンロン 巨大企業はいかしにて崩壊したのか?』

2002年/米国/アレックス・ギブニー
The Smartest Guys in The Room(最高に頭がキレる男たち)が、いかにして砂の上に楼閣を築き、企業弁護士、会計監査、証券アナリスト、銀行幹部、政治家等を巻き込んで神話を描いてみせたのか、その姿が見える。マーケットってやっぱり操作できちゃうんだねー。うへー。

『こまねこ』

2006年/日本/合田経郎
「人形をひとコマ(1コマ=1/24秒)ずつ動かし、照明・セット・カメラポジションを変えながら撮影するアニメーション手法」による、こま撮り映画。無条件に可愛い。なごむわー。

『サンキュー・スモーキング』

2006年/米国/ジェイソン・ライトマン
タバコ宣伝マンである攪乱ニック(アーロン・エッカート)の、柔軟な思考と巧みな議論すり替え&情報操作で相手を煙に巻いた上に納得させる巧みな弁舌。ブラボー詭弁。カモン議論。レッツゴー交渉。これだから考えることは楽しい。

『カポーティ』

2005年/米国/ベネット・ミラー
ノンフィクション小説『冷血』を書くことへのカポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)の欲望と魅惑と痛みと苦悩と混沌が、映画の中にあった。カポーティとジャック(ブルース・グリーンウッド)とネル(キャサリン・キーナー)の緩い三角関係、デューイ刑事(クリス・クーパー)の事件を見据える眼差しが良い。

『マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して』

2003年/米国/ナサニエル・カーン
ルイス・カーンの名前は初耳。全体像がまるで要塞のような建築にはどうも好感が持てないが、バングラディシュの国会議事堂だけは素敵だと思った。「まるで交響曲5番のように」のナレーションのBGMが「第九」なのは、何故?

『ゆれる』

2006年/日本/西川美和
イイ人の仮面を被って田舎で働き続け、ラストでも目が笑わない兄(香川照之)。ヤリニゲであり、東京流のすね者な弟(オダギリジョー)。誘うのだけは大胆だが自分からは東京に出られない女(真木よう子)の話。あ、弟さん、車を運転する時はシートベルトしましょうね。

『太陽』

2005年/露国・伊国・仏国・スイス/アレクサンドル・ソクーロフ
孤独で、神経質で、どこかチャーミングな昭和天皇(イッセー尾形)、夫である天皇と「あ、そう」と暖かに会話する皇后(桃井かおり)。ムスティスラフ・ロストロポーヴィチが演奏するバッハ「無伴奏チェロ5番」、そして銀座シネパトス特有の地下鉄日比谷線の騒音&振動。これは、上質。

『フラガール』

2006年/日本/李相日
元SKDダンサー・平山まどか役の松雪泰子、実に味がある。物語自体はプロジェクトXで、展開もオチも見えているうえに泣かせ所もベタだが、好感度高い。昔はSKDでもフラダンスやっていたんだ?!ということにも驚き。ところで、ハワイアンセンター部長・吉本紀夫(岸辺一徳)、配るチラシの向き、逆。お客様に文字が見える・読めるように配るのよ。

『RENT』

2005年/米国/クリス・コロンバス
オープニングの“Seasons of Love”から魂鷲づかみ。ダメダメな若者は登場する。だが、そのダメっぷりを補ってあまりある曲(ジョナサン・ラーソン)、歌唱力、キャラクター、演出。原作の精神に忠実であろうとする姿勢が明確に見える。これぞ、見るべき映画。これぞ、見るべきミュージカル。

『死者の書』

2005年/日本/川本喜八郎(原作:折口信夫「死者の書」)
衣装の美しさ、人形アニメーションの堅さと柔らかさに心惹かれる。人形の目元に入れられた桃色のアイラインが、なんともせくしー。

『ホテル・ルワンダ』

2004年/南アフリカ・英国・仏国/テリー・ジョージ
けれど、世界各地では、現在もなお紛争は続く。そして私はあのとき、TVを見ながら「怖いわねー」と言って食事を続けた側の人間なのだ。♪僕たちのうえに太陽は照らない、いつになったら照るのだろう♪ルワンダ、ルワンダ♪

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