納得いかないけど・・・(CD
of 2006 NO.26)
すっかりラスベガスでスタンダードを歌う人になっていたロッド・スチュワートが久々にロックのアルバムを出した。
彼の「ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック」のシリーズは、多分聴けばとてもいいアルバムなんだろうけど、どうもしっくりしないので今まで一度も聴いたことがない。
こういうカバー集は他のミュージシャンもよくやるけれど、なぜこのシリーズだけが気に入らないのか?
・自分の好きな曲ではなくアメリカ富裕層の好きな曲を選んでいるから
・今までやってきた音楽とまったく違うから
・1枚目が売れたのに味をしめて3枚も出して、それが全部売れているから
ま、こんなところだろうか。
レコード会社からすれば企画が見事に当たって担当者はホクホクだろうけど、ファンからすれば「なんでロッドが・・・」というのが正直なところだろう。バリー・マニロウはもともと近い世界にいたから許せるけれど、ロッドはピチピチのボディスーツでマイクスタンドブン回して腰フリフリだった人なんだかあらあまりに変わりすぎだ。
従来のファンはある意味切り捨てて、過去の知名度を利用して新たなファンを獲得したというわけだ。
僕にとってはすっかり遠い人になってしまっていたのだけれど。
そんなロッドが久々に出したのがこのアルバムだ。
ロックアルバムといってもコンセプトは同じで、スタンダードナンバーがは70年代アメリカン・ロックに変わっただけ。
しかも見事にツボをついた選曲。
あざとい、でも聴いてみたい曲ばかりなのでつい手にとって試聴してしまった。
・ ・・・上手い
今回の戦略も当たりだ。
ロックはもはや中高年のスタンダードでもあるのだ。
やはりこれは「ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック4」なのだろう。
この企画であと2枚はいけるに違いない。
・・・ずるい
このアルバムはビルボードで初登場ナンバーワンになってしまった。
案の定というか予想以上の結果だ。
ロッドが「雨を見たかい?」とか歌えばそりゃ聴きたいよなあ。
そのあざとさに納得はいかないが、いいアルバムと言わざるを得ない。
なんか音楽聴きたいなあと思う往年のロックファンには残念ながらお勧めのアルバムだ。
Posted: 日 - 11月 19, 2006 at 08:49 午後