今週の聴き直し(CD of 2006
NO.21-24)
今回も今年の前半に買ったCDの紹介である。
こうやって書いてみて思うのは「買ったはいいけどあんまり聴いてなかった」ということだ。
iPODに入れて通勤電車で聴いてはいるけれど聴きながら寝ちゃうことが多いもんで。
だからこうしてわざわざ書くというのはあらためて聴くいい機会にもなっているというわけだ。
そんなわけで今回聴き直したのはこの4枚ね。
なんとも購買意欲をそそらないジャケットである。
トム・ヨークのソロだと知らなければおそらく手に取ることはなかっただろう。
サウンドはロックというよりはアンビエント・ミュージックに近い気もするけど、トムの歌がはじまるとそこはもうトムだけの世界。レディオヘッドも十分人を不安にさせるんだけど、このアルバムはバンドの「カッコイイ音」がない分不安の度合いが倍になる。
他人にお奨めする気にはどうしてもなれないんだけど、なぜか気になって何度も聴いてしまう。
過去のアルバムの中でいちばん「うた」が聴こえるアルバムかもしれない。
真っ暗な部屋で一人きりで聴くと心地よい孤独感が味わえるとてもパーソナルな雰囲気のアルバムです。
くるり初のベストアルバム。
人気曲「ワンダーフォーゲル」から始まるのはいいね。デビュー曲から順番に収録するというのも悪くはないけど、ベストアルバムをコレクションのためではなく、ひとつの作品としてとらえてきちんと作ろうとしている姿勢はとても好感が持てる。シングルカット曲は基本的にシングル発売時のバージョンで収録されているのも良心的だ。
京都の街の写真が楽しめるブックレットもすばらしい。
はじめてくるりを聴く人はもちろん、ほとんどのアルバムを持っている人に対するサービスも忘れていない。
ベストアルバムとはかくあるべしという作品だ。
なんでこのアルバム買ったんだっけ?
たぶん安かったからだと思う。
実をいえばアズテックカメラって「ジャンプ」しか知らなかった。しかもちゃんと聴いたことはなくて友人が嬉しそうに「このバンドのジャンプはぜーんぜんジャンプする気にならないんだよねえ」とかなんとかいう台詞を嬉しそうにことあるごとに語るのでなんとなく覚えていたという程度のものだった。
そんな台詞を20年にわたり聴かされ続けてようやく聴いたアズテックカメラ、初めて聴くのにとっても懐かしい音だ。まさに80年代UKの音。
彼らってネオアコって言われてたんだっけ?
ネオアコってこんなにビートが利いてたの?
なんかヘアカット100みたいなんだけど?
てことはヘアカット100もネオアコなの?
なんかフリッパーズみたいな曲もあるぞ、あ、こっちが先か。
などなど無知丸出しの疑問はたくさんあるが、一番大事なポイントは自分の好みかどうかということ。
ええ、もちろんこういうの大好きさ。
去年のサマソニではロディ・フレームをブッちぎってパフィー見たっけな。
ちょっと惜しいことしたかも。
そのバンドがビッグになるかどうかはセカンドアルバムで決まるとよく言われる。
ファーストアルバムってそのバンドにとってデビューまでの長い期間の集大成だから、そのバンドのすべてが詰め込まれている。でもセカンドは貯金ゼロの状態からはじめるわけだからある意味そのバンドの能力がとてもはっきり出る。
オアシスもツェッペリンもベン・フォールズもセカンドは名盤だったもんな。最近ではフランツ・フェルディナンドのセカンドもよかった。
というわけでこのキーンのセカンドだけど、がんばって作ってるなとは思う。音も曲調も多彩になったし伸びやかなボーカルも相変わらずだ。ギターレスのうえにボーカルが楽器をやらないというシンプルすぎるバンド構成にもかかわらず単調になっていないのは見事だ。
鮮烈だったファースト・アルバムの印象を上回ることは難しいけれど、十分楽しめるアルバムになっている。
ただ、次もこのパターンだったらちょっと苦しいけど。
セカンド・アルバムの壁はなんとかしのいだってところでしょうか。
Posted: 月 - 9月 18, 2006 at 11:12 午後