エイドか否か?


ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトとシンガー・ソング・ライターのブレンダン・ベンソンが結成したバンド「ラカンターズ」のデビュー・アルバム。




14. Broken Boy Soldiers / The Raconteurs


この二人がもともと友人で、お互いのレコーディングに参加したりしているということはホワイト・ストライプスのライナー・ノーツで読んだことがあるので知っていたが、アルバムまで出してくるというのは少々意外だった。

だってホワイト・ストライプスといえば同世代でほぼ敵無しのロック・ユニットだ。MTVでだってバンバンかかってる。かたやブレンダン・ベンソンは言っちゃなんだがマイナーポップの負の連鎖に入っていてあんまりあがりめがなさそうなミュージシャンだ(キライになりきれないけど)。
ビジネスだけで考えるならジャック側には何のメリットもない。

ジャックがグループではできない音楽をやるためのバンドなのか?
それともブレンダン救済プロジェクトなのか?

などなどと疑問を抱きつつ聴いてみた。

・・・いいじゃん。


ジャックのハイトーンな声をアルバム一枚聴き続けるのは少々体力がいるが、適度にブレンダンのボーカル曲やツインボーカルの曲があったりするので飽きが来ないのだ。
ブレンダンの甘めのボーカルにハードなバックというのも意外だがいい組み合わせだ。

全曲ベンソン/ホワイトの作詞作曲というのも◎。あくまでも対等なのだ。
もしこのバランスが崩れてジャック主体のアルバムだったなら「ホワイトストライプスと何が違うの?」と言われていただろう。

ホワイト・ストライプスが多様な音楽を吸収してロックというジャンルからははみ出しつつあるのに対して、このアルバムはあくまでもロックとポップの枠にとどまっている。

グループではできない、もしくはできなくなったことをやるという予測は当たっていたが、ちゃんとバンドとしての個性が出ていたのは嬉しい誤算だった。


個人的にはホワイト・ストライプスよりもこっちのほうがスキ。

ゴリラズやトミーフェブラリーみたいに本家より売れちゃったら面白いのにな。

Posted: 日 - 5月 28, 2006 at 10:46 午後          


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