非英語圏のポップ・チューン


なんだかとっても売れてるらしい。



10. JUKEBOX / Bent Fabric


アメリカではiTunes搭載携帯電話のCMソングにもなったらしい。
なんでも81歳のデンマークのジャズ・ピアニストなんだそうだ。
1962年に"Alley Cat"という全米トップテンヒットがあるらしいがもちろん知らない。
彼のピアノトラックに若手ボーカリストが後からボーカルを被せるというやり方で制作されたらしい。


ライナーノーツからの引用はこのくらいにして実際聴いたところを言うと、とにかくタイトルチューンの[JukeBox]である。
リミックスやらなにやらでこの曲は5バージョンも収録されている。
普通はこういうの大嫌いなんだけどこの曲に関しては許そう。

一応ジャズピアニストなんだからピアノが全面フィーチャーされているかと思いきや、実はそれほどでもなくて,あくまでちょっとクールでノリのいいゴキゲンなポップ・ミュージックである。
そして80年代UKポップの香りをとても強く感じる。

ベント・ファブリック自身は、言っちゃなんだが名義貸しみたいなもんで、実際はデンマークの若手ミュージシャンたちのアルバムと言えるだろう。
マンド・ディアオとかアクアとかソンドレ・ラルケとか非英語圏のヨーロッパから出てくる人たちは、なぜかちょっと懐かしくていまは聴けそうで聴けないポップ・ソングを新作として届けてくれるから嬉しい限りである。

そしてベント・ファブリック、爺さんになってもこうして若者に盛り立ててもらえるなんて幸せなことだ。インタビューを読んだ限りでは偏屈のクソジジイなのだが、きっと愛すべき人なんだろうな。

ベント・ファブリック自身のアルバムは聴いたことがないけれど、もともとはどんなサウンドだったのだろう。"Alley Cat"のノリを現代に再現するというコンセプトがあったらしいから、60年代からこういうパーティー・アルバムを作っていたのだろうか。

でも、これで興味を持って彼の昔のアルバムを探したりはしない。
まったく同じノリということはないだろうし、こういう企画アルバムはその一枚で楽しみつくすのが正しい姿のような気がする。

それにアンタもそこまで望んでないでしょ、ベントじいさん。






Posted: 日 - 3月 26, 2006 at 10:36 午後          


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