Happy Birthday
毎年命日が近づくとイマジンがかかりまくるのは日本だけのことなんでしょうか?
なんとなくですがそんな気がします。
前にも書いたような気がしますが、僕は命日にその人を惜しむより、その人の生誕した日を祝いたいと思います。
でもイマジンは説教臭くて嫌いなので"Watching
the
Wheels"を聴くことにします。
ダブル・ファンタジーに入っているジョンの曲はどれも好きです。70年代のシャープさこそないけれど、優しさに溢れたメロディと歌声がとても好きなのです。ポップソングとしての完成度も高くて、あの事件がなくてもヒットアルバムになったことでしょう。もしジョンがあのまま活動を続けていたら、80年代はポールよりも多くのヒットを残せたかもしれません。
ジョンのアルバムは中古で買った「ジョンの魂」と「ダブル・ファンタジー」、ベストの「レノン・レジェンド」しか持っていません。
しかもどのアルバムもほとんど聴いていませんでした。
僕が洋楽に目覚めた頃のジョンはすっかりハウス・ハズバンド状態だったので新譜情報などまったくなく、たまにラジオでかかる曲は当時の最新アルバム「ロックンロール」に収録されていたキンキン声の「スタンド・バイ・ミー」だったのであまり聴く気がしなかったのです。また、当時はポールのレコード集めに少ない小遣いを費やしていて、ジョンまで手が回らなかったというのもありましたし、新譜も出さないクセに一定の存在感を保ち続けるジョンに対するやっかみもあったかもしれません。
そしてやっと復活したと思ったら例の事件がおこりました。
死をきっかけに旧譜に触れるというのは決して恥ずべき事ではないし、むしろ本人への供養にもなるとは思うのですが、いままでポール一辺倒だったにもかかわらず、死んだ途端にジョンを聴くというのがどうもしっくりせずにここまで来てしまいました。彼が死んだ当日にレコード屋へ行き、追悼盤の帯がつく前の「ダブル・ファンタジー」を買ってしまったという邪な行動に対する負い目も多少あったような気がします。
だから、「レノン・レジェンド」もずいぶん前に購入したにもかかわらずほとんど聴きませんでしたし、iTunesにも入れていませんでした。
本当はそんな些細なことにこだわらず、好きな曲を聴けばいいのにまったく不器用で困ったものです。
でも、ここ最近そういう意地も大分薄れてきました。
理由は自分でもよくわかりませんが、いい年してこのまま意地を張って一生を過ごすのはもったいないとでも思ったのかもしれません。
そんなわけで今、iTunesで「レノン・レジェンド」を聴きながらこのエントリを書いています。
やっぱりどれもいい曲ですね。
僕にとってのジョンはワーキング・クラス・ヒーローでもなければ愛と平和の伝道師でもなく、たくさんのいい曲を残してくれたポップ・スターでしかありません。
熱心なファンの方には失礼かもしれないけど、これはこれで正しい接し方なんじゃないかと勝手に思っている次第です。
明日はiPODで"Watching
the
Wheels"を聴くつもりです。
Posted: 月 - 10月 9, 2006 at 11:49 午後