いろいろヘンだけど面白いアルバムポール・マッカートニーがTwin
Freaks名義でリリースした作品。
どういう訳かわからないけどLPとMP3音源のみでの発売だ。 しかも輸入盤のみ。そのせいかどうか知らないが僕が買ったときより2,000円以上高くなっている。 Twin Freaks / Twin Freaks ■ポール・マッカートニーの別プロジェクト“Twin Freaks”登場! と、いうことだそうだ。ただでさえマニアックな作品なのに値段は高いわCDは出てないわ輸入盤しかないわじゃ、ファン以外は絶対買わないだろう。僕もポールのファンだから買ったけど正直中身はあんまり期待していなかった。 でも思っていたよりずっとよかったしなによりとても面白いアルバムだった。 基本的にポールが楽曲を提供してこのヘルレイザーという人が切り刻んだということなんだろう。本人が「ディスコ」と銘打っていた1979年のシングル「グッドナイト・トゥナイト」はどこがディスコ?というような不思議な曲だったが今回は本職のDJがリミックスしているだけあってさすがに全曲踊れるアレンジだ。 ちなみにこの趣味の悪いジャケットはポール作である。前作「Driving Rain」のジャケは過去最低といえるひどさだったがこれもそれに劣らず最低である。音楽以外はセンスないんだからこういうのは娘のステラにでも頼んでもらいたい。 "Another Day"のカップリング曲だった"Oh Woman Oh why"には"Venus&Mars"や"Band on the Run"のフレーズが挿入されていたりしてファンであればあるほど楽しめる内容になっている。 "Coming Up"もアルバム[London Town]収録の"Morse Moose and The Grey Goose"とマッシュアップされていてかなり面白い。アルバム「McCartney2」からの2曲はもともとテクノ風味だったからこういう試みとは相性がいいのは言うまでもない。 そもそもビートルズ解散後のポールはかなりヘンな曲が多い。大ヒットした"Band On the Run"だってもともと別々だった3曲を無理矢理くっつけて作った曲だ。こういうメドレーだかリミックスだかよくわからない曲は沢山ある。 それだけならまだいいけど流行の音楽を聴くとすぐ自分の曲に取り入れる。そして大抵の場合薄っぺらな仕上がり。 ビートルズ時代と違い止めてくれる人がいないのでハジケ過ぎてしまった珍作は数多い。まあはまった時はさすがと思わせる出来だったけど。 そんなわけで名曲もたくさんあるけど失敗作もそれと同じぐらいというかそれ以上にある。ウイングス時代のほうがまだハズレが少ないのはパーマネントなバンドだったから多少なりともまわりに気を遣っていたせいだろう。 近作ではそういうおバカな曲は減ってきたけど、ちょっと面白みがなくなってきていたのもまた事実だった。 そういう意味で人任せとは言え、こういうハジケたアルバムを出してくれたことをとても嬉しく思う。 相変わらず音楽が大好きで今でもチャレンジを続けているポール、最近一発録りばかりだったけど今度のアルバムは久々にスタジオで色々遊んだものになることを期待したい。 Posted: 日 - 7月 3, 2005 at 10:25 午後 |
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