オトナの娯楽(ローリング・ストーンズ@さいたまスーパーアリーナ02/04/2006)


ストーンズの来日が発表されたときはなにしろタイミングが悪かった。
会社を辞めることが決まっていたので散在できなかったのだ。
その後無事転職先が決まったのはいいが、今度は3月期末で忙しく、3月24日のライブに行くなんてとてもいえる雰囲気ではなかったのでチケットは買わなかったのだ。

そんな時、追加公演の発表があった。4月2日日曜日、これなら行ける。

でも場所はさいたま、お値段サンマンゴセンエン。


高い、でも今年一度もライブ行ってないので行きたい。
B席なら1万8千円・・・B席でこんなに出すのは納得いかない。
だからってサンマンゴセンエン。
こんな値段じゃ友達誘うに誘えない、そもそも発売はその日の朝だったのに今は夜の10時、いい席はもうない。

だいたいおまえストーンズ6回も見てるじゃん、もういいだろ。

そりゃそうなんだけど今回最後かもしれないし。

最近ポールとストーンズはそれが宣伝文句なんだよ、わかってんだろ!

わかってるんだけどさ。

だったらB席でいいじゃんか、安い席で参加しときゃいいんだよ。

でもさ、参加席なんてミックジャガーが単独来日したとき、どうしてもチケットが取れなくて買った当日券が参加席だったのが最初で最後なんだよ。

ナニわけわかんないこと言ってんだよ!いったいお前はどうしたいんだよ!

・・・・うーん。


という葛藤の末結局買ってしまったのである。




そんなわけで4月2日である。

日曜だから安全だと思っていたのだが、事業計画作成会議などがあり土曜出勤になってしまったので実は危ないところであった。


それはともかくさいたまスーパーアリーナである。

席は200レベルの8列目、よくわかんないけど2階の上のほうだろうと思っていたらアリーナ席が100レベルなので実際は1階席だった。しかもすり鉢状になっているのでほとんどアリーナ感覚である。
ステージはかなり近い。武道館の1階スタンドの最前列にいるような感覚である。

発売日の夜に買ったのにこんないい席が取れるなんて。
売れてないのか?いや、会場はほぼ満員だ。

さすがに5回目の来日だし、チケットも高いし、武道館ライブもやってるしということで出足が悪かったのだろう。
それでも最終的にこれだけ入ってるんだから大したものである。

自分で金だしておいて言うのもなんだがそれにしてもみんな高いチケット買ってよく来るなあ。
それに加えてTシャツ4,000円でパンフ3,000円だ。今年はじめてのコンサートだし、最後かもしれないので両方買ったのだが結構な散在だ。

でもTシャツとパンフを渡されて「そのビニール袋ください」と言ったら「500円です」と言われたのにはちょっとムッと来た。そりゃいくらなんでもアコギだろ。さすがに買わなかったけど周りを見るとみんな結構ベロがついてるだけのビニール袋を持っている。

ストーンズファンって従順なんだね。

ライブは"Jumping Jack Flash"で開幕。
曲を判別するまでしばらくかかった。"It's Only Rock'n'roll"もやはりすぐにはわからなかった。
ストーンズはスタジオ録音と結構アレンジを変えている曲が多い。
それに加えてボーカルだってサビだけはそのままだがあとは崩しまくりである。

確かにミックは年齢からは考えられないほどアグレッシブなパフォーマンスをするけれど、ことボーカルについては自分が歌いやすいように歌っている。それでもミックが歌ってキースがギターを弾いてチャーリーが叩けばそれでストーンズなのである。

同じメンバーで長くやっているバンドはこういう時得だ。

メロディメーカーとして評価されているかどうかという違いはあるが、ポールがストーンズみたいにフェイクしたらみんな許さないだろう。
ポールはビートルズを後世に伝えるという使命みたいなものを負わされているような気がなんとなくする。

だからアレンジも変えないしキーも変えない。

しかもミックはキースのソロのとき休めるけどポールは休めない。

どっちがエライとか言うつもりは毛頭ないけれど、ポールは一見派手なパフォーマンスをしているかに見えるミックよりも実はハードなステージをこなしていると思う。


ボーカルもアレンジも崩しまくりのストーンズではあるが、だからといってつまらないわけではない。決めるべきところはしっかり決めているのでちゃんとノレる。なんだかんでいってやっぱりストーンズのライブはとても楽しい。

「ミスユー」を歌っている最中、ステージの一部が競りあがったと思ったらそのままアリーナ中央に平行移動を始めて、僕の席の正面になった。
・・・近い、どのくらい近いかというと渋谷アックスの最後尾ぐらいには近い。

そして始まる「スタート・ミー・アップ」と「ホンキー・トンク・ウィメン」・・・この2曲はほぼ原曲通り、言うことなしである。高い金払って来てよかった。

「ブラウン・シュガー」で本編は終わり、アンコールは「無常の世界」と「サティスファクション」

お約束である。
予定調和である。
ロックってこんなもんじゃないだろう?

とか言ってはいけない。

これもロックのひとつの形態なのである。
サンマンゴセンエン、普門館でクラッシックのコンサートを見ればこのくらいはする。
パバロッティだったらドームだって5万円はする。

ロックはこういう側面も持つようになったのだ。

大人の娯楽ってヤツだね。

これはこれでアリなのだと思う。


とはいえ来月は緊縮財政になってしまったな。

Posted: 日 - 4月 16, 2006 at 11:02 午後          


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