◎赤犬子宮

読谷にある「赤犬子宮」に三線上達の御願(うがん)に行ってきました。

赤犬子宮は、象の檻で有名な、読谷村楚辺にあります。今からおよそ500年前におもろ唄・音楽に卓越した吟遊詩人で、三線を携えて村々を巡り歩いたと伝えられる、琉球音楽の始祖「赤犬子」が終焉をむかえた地といわれています。いわば琉球音楽を志す者の聖地として、参拝者が絶えません。

その割には、あまり観光ガイドにも詳しく載ってません。行ってみたい人は米軍トリイ通信施設のゲートの手前の道を曲がって、少し坂を上ったところです。(ちなみにゲート前のアメリカンなホテルはドラゴンズ二軍の宿舎)

赤犬子を祭るネ司(ほこら)を中心とした、こじんまりとした宮ですが、周りはすっきりと整備されていて気持ちのよい場所でした。毎年 旧歴9月20日に赤犬子祭りが開催され、ネ司の前のちょっとした広場では奉納演奏が行われるそうです。


石扉には三線のレリーフが施されていた

◎秋の赤犬子宮

琉球音楽の始祖「赤犬子」を奉った赤犬子宮では、赤犬子が昇天したといわれる旧暦の9月20日に「赤犬子スージ」という奉納行事が行われると聞きつけました。

楚辺公民館に問い合わせたところ、奉納行事は1981年から「読谷まつり」の「赤犬子琉球古典音楽大演奏会」として行われるようになったため、9月20日はごく簡単な奉納だけを行うとのことでした。

予定の時間に少し遅れて、楚辺公民館長さんと野村流琉球古典音楽の師匠4名がやってきました。その他に卒論の取材に来たという学生さんとラジオ局の人も来ていました。


琉球古典なので私には曲名は分かりません…

ござを敷き、「五穀ンバン(御飯)」を供えて準備を整え、宮の扉を開いて拝(うがん)を行いました。その後三線の奉納演奏。演奏の後は泡盛を飲みながら読谷の昔話を聞くことが出来ました。

ちいさなちいさな行事でしたが、楽しい秋のひとときでした。

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