・・・ スーパー・バンド“パラシュート”について。


 


 

 
1979:
パラシュート結成!
 
1980:

1st Album "PARACHUTE from ASIAN PORT" リリース

2nd Album "6 kinds 6 sizes" リリース
 
1981:
3rd Album "HAERE MAI" リリース
 
1982:
4th Album "Sylvia" リリース
全国ライヴ・ツアー PARACHUTE show "Sylvia" 敢行
    (名古屋・大阪・福岡・札幌・東京)
Best Album "COLOURS" リリース (オフィシャルBEST)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<活動休止>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1984:
Best Album "THE BEST OF PARACHUTE" リリース
    (ポニー・キャニオン企画BEST/限定盤)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<活動休止>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2003:
復活ライヴ! ("CROSSOVER JAPAN '03" 出演)
 
2004:
復活ライヴDVD "CROSSOVER JAPAN '03" リリース
 

 時は正にフュージョン・ブームの真只中…。その絶好期に日本のスーパー・バンド "PARACHUTE" は誕生した。海外では、ご存知ラリー・カールトンやリー・リトナー、ボブ・ジェイムズ、クルセイダーズ、ハービー・ハンコックなどなど、名前を揚げれば切りが無いほど数多くのミュージシャン達やグループが隆盛を極め、TOTOや、ジェイ・グレイドン率いるエアプレイなど、高度で緻密なフュージョン・ミーュジックをバックボーンに持つスタジオ・ミュージシャン主体のロック・グループも登場し始めていた。

 一方国内でも、高中正義、渡辺香津美、そして、カシオペアやザ・スクエア、ナニワエキスプレスなど、こちらも多くのアーティストやグループが人気を博していた。そんな時に現れたのが、我らがスーパー・バンド“パラシュート”であった。スタジオ・ワークやライヴ演奏などでも既に注目を集めていた林 立夫斉藤ノブマイク・ダン松原正樹今 剛安藤芳彦小林泉美という若手トップのミュージシャン7名によって1979年に結成され、正にオールラウンド・ミュージック・クリエーター・バンドとも言うべき、スーパー・バンドであった。松原正樹今剛という本格的なツイン・ギターが強力であり、特徴的なバンド構成でもある
。命名は、サッカーに因んでいるらしく、「どこからでも(パラレルに)シュートが撃てるような、そんなバンドを目指そう!」という思いから、“パラシュート”と名付けられたそうで、実はまったく落下傘とは関係が無く、当然“降下”するものなどの意は無いどころか、元より上昇指向を信条とするバンドだったのである。

 翌 '80年5月、オリジナル1stアルバムがリリースされることとなるが、 '79年の結成以前にも BREAD&BUTTER のアルバムではパラシュートのメンバー達が既に共演していた。当時は日本のTOTOとも評され、ポップス/ロック/ジャズ・ロックなどが見事に融合したそのサウンドは、“パラシュート系”という言葉も生み出し、寺尾 聰の大ヒット・アルバム "Refrections"(「ルビーの指輪」収録)や、それと同様に斬新なアレンジとサウンドで話題となった泰葉のアルバム "Transit" なども彼らの手によるものであった。彼ら自身としては、オリエンタルな香りのするものやちょっとコミカルなもの、美しいメロディーやハードな印象のインスト
、そして、歌もののロックやバラードなど、パラシュートならではのバラエティの豊富さにより、楽曲の趣きが多彩でカラフルという特徴を有するにもかかわらず、リリースされたアルバムはどれも収録曲にバラつき感が無く、むしろ、しっかりとした統一感さえ感じられ、非常に素晴らしいものであった。


 '80年12月にリリースされた2ndアルバムでは、小林泉美の名前がクレジットから外れ、ここでゲスト参加していた井上 鑑が、'81年6月にリリースされた3rdアルバムから正式メンバーとして迎えられた。彼が加入して制作されたこの3rdアルバムでは、より緻密で質の高いアンサンブル性とサウンド・クオリティを持ち、一層聴き応えのあるサウンドとなった。当然のことながら、バンドとしても、ミュージシャン個人としても多忙を極めることとなるが、L.A.でレコーディングされた4作目を最後に、何故か突然活動を休止してしまう。

 その後もメンバーはそれぞれ活躍を続け、遂に2003年5月、CROSSOVER JAPAN '03 にて21年ぶりの復活ライヴを行い、素晴らしい演奏とサウンドでオーディエンスを魅了し、感動を与えた。残念ながらこの日一日限りのライヴであることが事前にアナウンスされていたが、我々ファンは是非今後の再復活を気長に待つ事にしたい。新しいアルバムを聴きたいという思いはファン誰しもが持っている筈であろうし、現在でも解散したつもりはないとメンバー達も述べており、何よりもノブさん曰く「パラシュートは永遠に不滅!」なのだから。■


パラシュート結成の頃。合宿地、三浦海岸にて。
1stアルバム・レコーディング中!