吉祥木について、もう少し調べてみたら、色々面白いことが解ってきた。
1.常盤木
一年中常に青々とした緑を保つ常緑樹の枝が使用されるのは、それが神さまの尽きることのない恩恵の証とされるからです。
面白いのは、榊や姫榊(ヒサカキ)が吉祥木でないことです。少なくとも、ウェブ上では見つかりませんでした。
門松は本来、柴または榊などを祭りの斎(いみ)のしるしに差したもの、椿を立てて歳の神を迎える地方もある。椿の木は万葉の昔には神聖視されたが、その後の武家社会では首が落ちるとして忌み嫌われるようになる。門松には榊・栗・楢などの木も使われることがあったようですね。平安時代末期から、門松は正月になくてはならない風俗として普及していき、鎌倉時代から、竹をいっしょに飾るようになったといわれる。梅はさらに後になって添えられたもの。
中国では、松の枝を門戸に挿(さ)して、門神(もんじん)を祀(まつ)ったり、贈り物に松の葉を添えたりした。門前に松を立てたのは中国の風習に倣(なら)ったものなんですね。
榊は紙垂を付けて玉
串にしたり、神さまの依代(よりしろ)とする他に、神さまの宿る所としての神離(ひもろぎ)に使われたりしています。榊が生育しない所があるので、その地方では同じ常緑樹である杉・樅(もみ)・樫(かし)・姫榊などを代わりに使っています。いずれも吉祥木でないあたり、なかなか微妙ですね。
微妙と言えば、その生命力の強さから吉祥木とされている柳は、霊的な力ゆえに返って人家に植えることを嫌われたり、結構複雑かも。
門松と言えば今では松竹梅ですが、孟宗竹と梅は中国から来たもの。松飾りも中国の影響だったと言うことになります。土着の文化、特に冠婚葬祭からワンクッション置いたものが、吉祥木になっているとも言えそうです。
2.常緑な上に冬場に赤い実がなる
日本では、青は水・命・日常的変化を表し、赤は火・再生・非日常的変化を表す。
不思議なのはアオキが吉祥木でないこと。ヨーロッパに渡って、あちらではクリスマスに欠かせない木になっているというのにね。
この他に言霊的なもので吉祥木にされているものもあるけれど、語呂合わせや駄
洒落的とも言えるんで、今回は外しちゃいました。これって根拠薄弱な割に結構多いんだよね。
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