Mac OS X 10.4: JIS配列キーボードをASCII配列で使いたい

Macを買うと標準でついてくるJIS配列キーボードですが、 ASCII配列の好きなプログラマの方も多いと思います。 Mac OS X 10.2以降、 XML形式のキーマッピングの定義が可能になり、マルチユーザ環境でも気軽にキーマッピング を変更できるようになりました。

この機能を利用し、JIS配列キーボードをASCII(ANSI)配列にマッピングする キー配列定義のことをここではJANSIと呼んでいます。その実態は、U.S. Extended の定義をベースに若干の修正を加えただけの簡単なものです。

JANSI配列をMac OS X 10.4で使う

Mac OS X 10.2から 10.3までのJANSIでは、Australianの定義をフォールバック として利用していましたが、Mac OS X 10.4向けの新しい定義ファイルではAustralianが 無くとも、概ね期待通り利用できるようになりました。

  • 10.3において問題となっていた Fast User Switchのパスワード入力不具合は今回の版で解消された模様。(2005/05/10)
  • たまにJANSIが有効にならないことがあるが、 「英数キー」と「かなキー」を交互に押すことで解消する模様。(2005/06/02)
  • Wireless Keyboard(JIS)を購入して試してみました。特に問題なく使えているようです。(2008/02/12)
  • 現在10.5 (iMac G5, MacBook Pro) で使っています。(2008/10/29)

以下の物件を利用していただいて構いませんが、 全て自己責任にてお願いします。サポートは致しませんのでご自身で対処できな いかたは利用しないでください。また、以下で説明する方法は私の実行環境 でのみ確認されているものであり、他の条件で期待通りに動作するか分かりません。

導入方法

JANSI4Tiger.zipをダウンロードし、中に含まれる JANSI.keylayoutとJANSI.icnsという二つのファイルを~/Library/Keyboard Layouts/ の下にコピーします。

続いて、「システム環境設定」を起動し、「言語環境」→「入力メニュー」 を開きます。リストの中から「JANSI」を選択します。また動作確認のために 「キーボードビューア」も選択しておきましょう。

次に「ことえり」の環境設定を開きます。「入力操作」を選択すると 「英字入力時のキーボード配列」の選択項目が現れます。

ここでJANSIを選択することで「ことえり」使用中の英字入力時にも JANSI配列を利用できます。

最後に設定を確実に反映させるために、「ログアウト」→「ログイン」 を行って設定完了です。

キーマッピングが期待通りJANSI配列になっているか「キーボードビューア」で 確認します。


JANSI配列(通常状態)


JANSI配列(シフト状態)

最後に
上述の通り、私個人の利用範囲においてJANSIに不都合を感じておりません。
色々なご要望に対応する体力もないので、サポートは行えません。ご了承下さい。

JANSIはテキストエディタさえ使えれば編集可能なMac OS X標準のキーマッピングの 機能を使っています。複雑な機能設定はできません。繰り返しになりますが、 ご自身でtn2056の内容を理解できず、設定や調整できない方はJANSIを使用しないで下さい。

以下の情報がご自身の好みに合わせた調整に役立つならば幸いです。
  • tn2056は必読です。これを読まねば始まりません。 XMLとUnicodeについても理解が必要になるでしょう。
  • JANSI4Tiger-1.2.zipは未使用キーを「?」として割り当てた特別版です。 これを適用した状態でFull Key Codesなどのツールを利用して 所望のキーのkeycodeを得ると便利です。
  • keycodeが分かったら、JANSIをテキストエディタで開き編集して下さい。