おっかさむ


甲州弁は詰まって縮んだ言葉、いわゆる促音ですね。それが接頭語化している言葉が実に多い。

故に、県外の方は一度聞いただけではキツい言葉に聞こえるのかな、などと思っている。
たとえば今日のタイトルの“おっかさむ”。

はい、あくまでも“おっかさんが寒い”んじゃないのだ。(あ、言うまでもない?こりゃまた失礼致しましたっ!)

これはものを“挟む”時に使う言葉である。
“押し込んで挟み込む”っていうニュアンスかな?

「この本と本のあいさにおんのヘソクリおっかさんどいただけんど、おまん使っちまっとうだか?」
とか
「ほれ、すきま風がへえるから、戸んとこへその辺のぼろっきれでもおっかさんどけ!」
とかね。

ああ、なんだか生活感にじみ出ちゃったかな?
やっぱ、ほら、おっかさんだから…。(あ、意味不明でした)

他に、
“ひっかしがる・ひっかしげる” “ひっかじくる” “くっちゃべくる” “かっちらかす” “ひっつぶす” “おっかぶさる” “ひっちげえる”

すごいなすごいな、みんな小さな「っ」が付いて縮んでいる接頭語。
これじゃあ初めて聞く人はおっかないわ、きっと。

さて、今日の甲州弁はいったいいくつ小さな「っ」を使っていたでしょうかっ?(←ABCならぬKBC作ろかしらん)(謎)

で、翻訳です。
「この本と本の間に俺のヘソクリ挟んでおいたんだけど、お前が使ってしまったのか?」
「ほら、すきま風が入るから、戸のところへその辺にあるぼろ布でも挟んでおけ!」

単語は
“傾ける・傾く” “掻く” “しゃべる” “散らかす” “潰す” “覆いかかる” “違える”

投稿日時: 木 - 9月 30, 2004 at 10:31 PM          

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