04/12のぶつぶつ:乱切りにんじん 


とあるサイトで「風邪引いた時にとんこつラーメン云々」という 

日記を拝見してパっと思いついたのがこのコミック。
大島弓子作「乱切りにんじん」

母親が突然死んで、残された父娘の心模様。
その作品に、風邪で高熱を出した娘のために父親が、とんかつだのラーメンだのを出前で取るのだが、
豪華でおいしいものでも熱がある時にはタイヤや輪ゴムの感触だ、というエピソードがある。

母親が死ぬまでは仕事だけが生き甲斐で娘のことなどほとんど気を留めなかった父親が
だんだん娘とのコミュニケーションを築いてゆく。
そのさまが娘の目を通して描かれてゆく。

始めて読んだとき、「大島弓子って人はお母さん亡くしたのかしら」と思ってしまった。
実際には大叔母様らしいが…。

この父親が自分の父とダブってね〜。
風邪の時のラーメンみたいな的外れをかましたり、ゲル化するほど酔いつぶれたり…。
奥さんに先立たれた男は自分の気持ちさえコントロールできないほどだから、
どれほど娘を哀れに思っても何をしてやっていいか分からない。

きっと、そんな状態なんでしょうね。

それでも仕事はきっちりやるし、なんとか娘との関係も改善しようともがいてくれる。

まあ、うちの父も母が死んでから、
遠足のお弁当に直径15センチはあろうかというデカイおにぎり作ってくれたり、
洗濯のときピンクのTシャツをネズミ色に染めてくれたりと、
今となっては言い尽くせないほどの感謝だけど、思春期の娘にとっては的外れな事いろいろやってくれたなあ。

大島弓子さんの「乱切りにんじん」は白泉社文庫・大島弓子選集第6巻に掲載されているが、
絶版かも…。

で、父と夫。波平さんとマスオさんくらい仲が良かった→  

投稿日時: 土 - 9月 25, 2004 at 01:21 AM        


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