02/03のぶつぶつ:虎、馬、狸、諸々引きずって...


あらら、冒頭から凄いのが出ましたね。




これ、ベートーベンのソナタ「ワルトシュタイン」の楽譜です。
ダダダダダダダ...って続く低音部、ある方が“道路工事”と称しておりました。
まさにアスファルトをたたき割る、あの大騒音そのものですよ。

ベートーベン、“楽聖”って呼ばれてますねー。
でもわたし、この大音楽家のピアノ曲ダメなんです。
先生はわたしに叙情的な曲よりこういう力強い展開の曲を弾かせたいらしいのですが、
断固!拒否してます。

かくしてその理由は・・・・・。

まだ思春期の16才。
出来れば音大行きたいと頑張って練習に明け暮れて(でもないか)ましたね。

で、その年の発表会。
ベートーベンのソナタ「悲愴」第一楽章を弾いたんですが....。
ある箇所でつかえた途端、頭の中真っ白・・・・・・。
どうしようが楽譜が出てこない、指も動かない、冷や汗だけはだくだく出てくる。
誰も助けてくれない、どうすることもできない、
ステージ上のわたしは孤立無援、四面楚歌。
『先生ごめんなさい、お父さんごめんなさい』って心の中で謝ってました。
ああ!なんと悲愴な状態・・・・・。

この出来事でわたしは音楽の道はきっぱり諦めたのよ。
進学はおじゃんになるわ、父には裏切り者呼ばわりされるわ、でその後もハチャメチャ。

だから今でもベートーベンのピアノ曲はまったくダメ。
体が受け付けませんね。

聴いてるだけで、
首の周りをゆるく閉められるような、気道が狭められるような
やり場のない恐怖感、とでもいいましょうか。
虎も馬も羊も狸も猪も、その他諸々の動物が
まだまだわたしの足元にしつこくまとわりついてるらしい。

「あー、こうなりゃなんでもかんでも、み〜んなまとめてかかってらっしゃい!」
なんて感じで乗り越えられる日はいつの事やら。

いい年して、未だに思春期のトラウマから抜けきれず
動物園丸ごと引きずってるおばさんなのでした。だは。







投稿日時: 火 - 2 3, 2004 at 12:09 åflå„      


©