BRM606埼玉600アタック会津2日目



会津坂下の手前辺りで真夜中を迎える。唯漫然と走ってる訳だけど眠気はまだ来ない、但し体は疲れてると思う、スピードは上がらないし、上げようとかの意志も沸かない。

右手遠くに目立つ明かりは会津若松のかな、という事は猪苗代への上りはもうじき。猪苗代湖畔にでるには会津若松に入る手前から10キロ程3%を上らないといけない。10 kph、かなり遅い登攀、1時間弱かけて漸く平坦、時々右手に湖面が見える、猪苗代湖。雨はなく寒さも無し。湖畔沿いはお店や人家が途切れる事はないみたいで完全に真っ暗闇にはなならいけど、暗い事は暗いので見るものもなく単調。後2,30キロかは知らないけど、次のPC、郡山までは湖畔の平坦部とそれに続く下り区間で気が楽。

PC4(郡山喜久田)のレシート到着は04:08(close time: 06:08)、なんとPC3からの76キロを5時間15分もかけてます、14.5 kph。実際の走行時間は4時間半位だと思うけど、それにしても大した上りもないのにこれですから、かかり過ぎ。

余裕は2時間ある事になってますがこれはあくまでも04:08にPC4を直ぐにスタートしたらの話、後でログを調べて見ると実際のスタートは5時22分、1時間20分以上グズグズ滞在してた事になる。多分軽くカップヌードルかなんか食べてから30分程は仮眠したと思う、はっきり何したとか云う記憶は無し。時間に余裕の人達はここから数百メートル先にある健康ランドで仮眠する人が多い筈。おいらは健康ランド寝れない、コンビニで座り込んで寝る方が熟睡出来る。とかで頭から健康ランドはあまり考えてなかった。

おいらがPC4に着いた後も数人到着、中には数名手前にあるセブンイレブンに吸い込まれたようだ、喜久田に入るとこなんで間違いやすいなと思ってたけど案の定。おいらは北海道ブルベの北見でこの間違いやらかしたので肝に銘じてます。北見には大袈裟に云うとワンブロックごとにセブンイレブンだった。

短い仮眠から目を覚ました時にはおいらの後に到着した人達は誰も居なかった、おいらが最後か?5時半ともなれば明るい、雨模様でもなくもしかしたら晴れ?そんな空模様、風もなく朝の寒さもなく。唯これから向かうのはおいらが今回一番大変だと思ってるR118上にある羽鳥湖手前の鳳坂峠、キューシートポイント51から距離6.6キロ、勾配6.4%。そのポイント手前30キロ程から上りに入ってます。

こうした時に走らされる広域農道としては比較的平坦な道を16キロ程、前方に一人ブルベライダー、走り方からゆともさんじゃないかなとか思ってたら案の定そうでした。健康ランドで2、3時間仮眠に入ったそうです。でも仮眠室は満席で皆床の上にごろ寝状態だったとか。

とその内ポツリポツリと降ってきました、何だ又雨かよ、ゆともさんはレインウエアを着込む為にストップしたのでおいらそのまま先行したけど、鳳坂の上りに入ってあっさり抜かれました、そしてそのまま姿は見えなくなりました。

雨はそんなに強く降る事はなく峠までには止んでたと思う、おいらはここなんと5 kph を下回るていたらく、健康ランド仮眠組に次々抜かれる、当然健康ランド仮眠組はおいらより健脚ですから当たり前か。結局峠には7時50分頃着、53分かけてます、7.4 kph。

まあここからは馴染のある湯野上温泉まで下り、少しのんびり出来ます、本当はこここそ踏み込んで借りを少しでも返さないといけないのですが。

羽鳥湖を過ぎて暫く、そして1番恐れてた睡魔がとうとうやって来ました。以前なら眠いままフラフラ走ってたもんですが、非効率だし危ないので直ぐに適当な場所を探して休む事にしてます。そうは云っても中々適当な場所がなく漸く天栄村の中のとある小さな公園か広場みたなとこにベンチが見えたのでそこで横になって正味15分ほどは眠る事にして携帯のアラームをオン、ここは保育園の広場だったのか、いずれにしても人もいなくゆっくり休めました、この時までにはそれは晴れ、上向いて横になると眩しいのでサイクルキャップで顔を覆って休んだ、8時半過ぎ、9時にスタート。

いい雰囲気の田舎の道をのんびり進んでR121にぶつかる。

右に行くと会津若松、今日は左で湯野上温泉を通過して会津田島、これで猪苗代湖1周に。直ぐに湯野上にでる訳じゃなく結構アップダウンや長いトンネル、スノーシェルターを通ってから、湯野上はその近辺2回ほど走った事があるので気分的に落ち着きます、でも又眠気が。

実は下り基調は先ほどのR121にでたとこで終わりそこからは天王峠まで上りに入ってます。この辺りにはそこここで他のブルベライダーを抜いたり抜かれたり休むタイミングの違いから。

という事で又眠気を覚ます為に車の退避スペース見たいなとこで停止、この道は大内宿とか福島の温泉とかの観光道路でもあるのか日曜なこともあって車がひっきりなし、取りあえずパワーバージェルのカフェイン入りを大量投入、座って寝たりする事はなかったが20分程休んでます。カフェインが効いたかどうか定かじゃないけど走り始めて見る、走り始めてはじめてわかります、取りあえず眠気は去ってる。

会津田島に入ってキューシートポイント53を左折、直ぐのコンビニで水分補給、ついでに時間とかPC5のクローズタイム等を確認しよう、53の信号待ちでおいちゃんの二人後ろに居たのでコンビによらずにそのまま一緒しようかなとかかなり迷ったけど、その時にはどういう訳かまだまだ大分余裕ある筈とか思い込んでいて山王峠手前にある蕎麦屋でそばでもとか思ってたのだ、時間は11時一寸前。

だけどコンビニでPC5のクローズタイムを確認して仰天、15:16、おいらはどういう訳かそれより2時間後だとばかり思い込んでいたので蕎麦でもとか悠長に構えてたけど飛んでもありません、残り54キロ程、残り時間は4時間切ってます、しかも山王峠のぼりが20キロ程あります。慌ててコンビニを飛び出す。この時は焦った。しかも先ずは軽いながらものぼり、25 kph出ません、でも頑張って何とかその下辺りの速度は最低維持。キューシートポイント54で左折、川沿いを離れいよいよ峠道、時間は11:47、幸いな事に往路で分かった事だけど山王峠は記憶してたほど勾配はきつくない、というより緩い、日光側の上りは2%を切ってた、こちらからも大した事ないはず、今回のブルベの上りの中で1番回して見た、おいらの記憶では道の駅を通過する前にもう1箇所左折ポイントがあってそこからまだ少しだと思ってたからまだまだ必死、でも頭では12時半までには峠に着くだろうから後は下り、PC5のクローズタイムには余裕だろうと計算が成り立ち少し安心落ち着く、でも折角脚が回ってるので今の内、調子を保つ。

なかなか思ってた左折ポイントが来ない、という事は峠のトンネルはもっと先か?その内道の駅が現われる、あれっ?おかしいな、左折ポイントは?と思ってるとGPSに入れ込んでおいた山王峠のアイコンが表れ始めた。あれっ?もう着いちゃうの?あのアイコン合ってたかな?とか半信半疑で加速するとなんとトンネルが表れた。もっと先だとばかり思ってたからすっごい得した気分。

左折ポイント54からトンネルまで距離5.7キロ、勾配2.7%、22分かかってるから15.2 kph、この傾斜なら平均時速20キロは維持したいとこだけどおいらの今の実力。残り37キロだから3時までにつくのは楽勝だな、よかったタイムオーバDNFにならなくて。会津田島のコンビニでは本当に焦って、それが眠気覚ましには実に効果的だったけど。

上三依辺りだったかな、ドライブインか道の駅みたいなとこでおいちゃんがどなたかと休んでるのが見えたけど、そのまま通過。天気良く暑くなってきました。

五十里湖も綺麗い。

良い調子で湖沿いの最後のトンネルかなダム手前にある五十里トンネルだと思うけど、下り基調、少し漕ぐだけでスピードが出る、だけど路面があれてるのか、ガタガタとハンドルを突き上げる振動が酷い、苗場をすぎて湯沢の手前の最後のトンネルを思い出すほど、もうじき出口、突然、ガチャガチャパチーとかすごい音がしてショックを受けるが速度は落ちずそのまま、何が起ったのか分からないけど出口で慌ててブレーキ、ふと前を見るとライトが無い!

写真のようにハンドルがオーバーサイズなのでハンドルクランプのボルトを使ったBAZOOKのフロントマウントブラケットにANTAREX NR25とCATEYE HL510を装着してたのがマウントブラケットの根元からボルト(というよりそのナット部分)が折れてきっとトンネルの中に飛散してると思う。

しかもそれらが落下した時にフロントホィールに当ったのか振れが酷くてホィールが回りません、ブレーキをオープンして手で回し見るとある1箇所、タイヤがレフトフロントフォークの内側に当って手ではかなり力を入れても回わらない。あ~ここで又DNFか、と思った。でもこっからどう帰る?その間もバンバン抜かれる。大丈夫ですかと声を掛けられるので大丈夫と応えるけど、実際は・・・。

手では回らないまでも試しに跨がってペダル漕いで見た、結構回せる、あれっ?あまり脚にも抵抗ないな。上からホィール見てると振れはすごい、時々当る度にゴツゴツとか変な音がするけどちょこっとブレーキをくれてやると多少振れがかわるのか音はしなくなる、けど明らかに当り続けてるけどね。

恐る恐る走り出して見る、五十里ダムからはまた3~4%のカーブの多い下りが暫く川治温泉まで、大丈夫なんだろうか、振れでフォークに当ったままで走り続けた場合どんな不具合があるんだろうか、経験もないし聞いた事もないから分からない。その内、結構走れるじゃん、とか思ってきて何時の間にか振れの事なんか忘れちゃうほどになってた。

PC5(鬼怒川滝)のレシート時間は13:42(close time: 15:16)、直ぐに出発すれば35時間ペースに27分遅れてるだけ、だけどおいらの考えてる事はこの辺り蕎麦屋が点在してるから蕎麦でもランチ代わりに食べる事、特に天王峠手前で食べ損なってるので余計その気持が強かった、その上自転車も壊れちゃったし、あのライト一つは8,000円、一つは3,000円、痛い、しかもユーラスの前輪の振れ、リム交換とかだと更に、DNFは嫌だけどタイムなんてどうでもいいや。30分近くPC5滞在、その間においちゃん達も到着先発しちゃったのかな。

今市の手前芹沼というとこの蕎麦屋一歩庵に入って舞茸天ぷら蕎麦大盛り、精々20分も居なかったと思う、蕎麦屋大小様々で困ったけど如何にも観光客目当てでたいそうな店構えのやこじんまりとしてても客一人いなのとかは敬遠、そうすると中々手頃なのがなく漸く道の向こう側、面倒だったけどこれ見逃すともう今市市街に入っちゃうのでそこに決めた、2時半過ぎに店を後にする。

今市からまたまた日光杉並木、例幣使街道です、まだ日差しが強いのでこうした時にはこの道は日陰が多くて天国、ただ日曜からかやはり車の量の割に道幅が狭い、しかも結構速度を上げてくる車が多い、近づく気配がすると一寸気になる。もう1点気になったのが路面の悪さ、舗装の綺麗な箇所も多かったけど、路肩がない左側に細かい割れ目が結構多くてそこを通る度にガタガタと手に来る、この頃にはお尻も擦れてきててそれにも辛い、センターよりにはないので後に車がきてないのが確実な時にはセンターよりを走るけどそれを許さない頻度が車が来るんだよね。

そんなこんなでもうじきキューシート67「追分交差点」という辺り、鹿沼市楡木町の交差点でプシューバタバタという音、あっ遂にパンクだ、前輪です。

今回のブルベほどかなりの頻度でやたらパンク修理を目にしたブルベはないと云っても過言でないほどだった、そんな中、ここまで来て、矢張りとか変に納得。

パンクの原因は振れでした。フォークとの摩擦でタイヤのその部分のゴムが熱で温められその上擦れによって内側のケーシングが顔を出してます内側から見ると穴は貫通してます、その部分のチューブにもしっかり穴が。そしてちょうどその反対側のタイヤの部分も擦れてて明らかに薄くなってる、でもこちら側はかすってる程度だと思う、そう思う事にした。

早速まずタイヤの穴の手当て、ガムテープを持ってきてたので四角く適当な大きさにして3枚ほど重ねて貼る。間に紙を畳んで挟んでおく。これで又同じとこがパンクしたらそれこそ万事休す、覚悟は出来てる。チューブ交換と空気入れはCO2ボンベを使って直ぐに完了。ログを見るとここに止まってたのは16:53から17:19の26分。

走り出してから暫くして気が付いた、タイヤを左右反対ではめ込むか或いはそのまま少し回して位置をずらすべきじゃなかったのかと、今のままだと穴の開いた場所が又毎周当る事になってる。ええい、面倒だ、もう運を天に任せるしかないな、そのまま走行続行。

PC6(古河市野木)レシート時間は19:05(close time:20:08)、ここまでの区間73キロに5時間23分かけてます、下り平坦基調、いくら悪くて普通なら20kphは下回らないでしょう、3時間半見とけば、それからしても1時間50分近く遅い。パンク修理してから東武金崎手前で前方3人組が見える、何となく追付き加減、ソロよりトレインでと思って追付き暫く一緒したけどいくらなんでも遅い、おいらが追付くくらいだからって、20キロ前後の巡航、それならと前に出て25キロ程で引いてたら居なくなってました。あの3人組、時間の読みはどうなんだろうか、と自分の事は棚に置いて人事ながら心配。

PC6は17分と今回のPCストップでは最短となった、何しろ残り51.7キロ、2時間半見とけばゴールクローズが23:00だからなんとか大丈夫の筈だけど何が起るか分からないから。おいらがそこを出る少し前にあの3人組が到着、なんと店内でカゴなんかもって買物してます、そんな余裕あんのかな?とか又々心配。

利根川橋を渡るとここからは始めてのルート、夜間、間違える事ないと思うけど、一寸心配だったり。それで意外に時間がかかって何でもない平坦路なのに3時間25分もかかってる、なんと15.1kph、20kph保てないの?クローズタイムベースでもここは18kphを想定してるのにそれより遅いんだから嫌になる。

という事で22:26に神根運動場駐車場には着いてGPSはそこで止まってるけどブルベカード書き込みゴールタイムは22:30。かかった時間は39時間30分が公式記録。

丁度運動場に左折する手前で一人自転車を曳いて歩いてる人がいた、もうゴールしてどっか買物にでも行ってたのかとか思ってたら、なんとおいちゃんでした、1.5キロ程先でパンク、歩きでゴール、他にももっと先から歩いてゴールした人もいたとか。

あっそれから例の3人組とレレイン、さすがです、ちゃんとぎりぎり拍手に迎えられて23:00前にゴール。おいらにはあのタイミングであの余裕は真似出来ない。とか云って他の人が見たらおいらの39時間30分も危なっかしく映ってるんだろうな。

走行時間:39:37:15
平均ペース:03:53/km
平均速度:15.4 kph
消費カロリー:20,166 kcal


Posted: Sun - June 7, 2009 at 11:01 PM       |
 
 


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