PBP2007 8/20 スタート



PBPでは主な参加カテゴリーとして80時間、84時間、そして90時間と自己申告による3つのカテゴリーが設けられてる、制限時間だ。それによって出発時間も異なり、80時間が一番早く夜8時のスタート、90時間はその後9時半、当然おいらもそうだが90時間が多い、80時間のメリットは出発時間も早く、しかも参加人数が少ないと云う事から各コントロールでの確認作業とか食事など諸々が混雑しないと云う事だと思う、当然それだけ速くなるわけだ、これだけでも1ヶ所につき30分は違ってくる筈だ。

多分予想ゴール時間から来てるのだと思うけど、出発時間が夜と云うのは中々コンディションを整えるのに大変、つまり夜10時頃出発して、当然夜通し走り通す事になる訳で、しかも初日で元気もあるだろうから、殆ど24時間走りっ放しも考えられる、それで出発までの時間を如何に過ごすかが結構重要になってくる筈、見てると大概はなるべく昼過ぎから昼寝に努めたりしてるみたい。

おいらもドロップバッグを用意し終わってから試みたけど、そう簡単に寝つける物じゃない、しかもここ数日普通に過ごしてる訳で体も疲れてる訳じゃないし、当日と云う事で少しは興奮状態にもなってるので余計無理な注文。聞いて見ると横になって目をつぶったわいいけど、本当には寝れなかったと云う人が多かった。

ドロップバッグだけど、中には着替えと食料、それに簡単工具、サポートバスは400キロ地点のコントロール、ルデアックで待機する事になってる。ルートは単純往復、ルデアックは往路400キロ地点、復路800キロ地点になるわけで、サポートバスはその間そこで待機する事になってるから、往復2回分の物を置いておける事になる。(後で述べるけど、これがおいら的には全く機能しなかった、一番の原因は自分、つまり時間的余裕を作れなかった事にあるのだが、サポートと云う観点からは一寸問題が多かったと思ってる。)

参加登録時にジャージー購入(30ユーロ)とかも申し込めるのですが、主催者ACP (Audax Club Parisien)の用意するディナーも申し込めるようになってる(12ユーロ)、勿論希望すればだけど、結構皆チェックしてて、一緒のサポートパックに参加してる人達も大概ディナー申込済み、これが夕方、確か6時頃からのスタート、混雑が予想されるが、夫々連れ立って5時過ぎにディナー会場へ、いよいよ出発です。

ディナー会場は案の定な長蛇の列、テーブルにつくまでに1時間近く掛ったみたい。

そんな中で目立ってたのがこの方と彼の自転車、あるブログサイトによればなんでも「かつての世界最速の人」らしいのだ、今回もしっかりこれで完走した、と書いてあった。

後でおいらと同様DNFに終わったUCDさんと話したんだけど、次回参加時はガーリック&オニオンは必須だな。

この自転車、細かく見れば見るほど興味をそそられるけど、例えばリアのチェーン経路とかプーリーの位置、その頃はポピュラーな形だったのだろうか。

並び始めて50分後、漸く席に着く事が出来ました。

これが12ユーロのディナー(写真中)、滞在も3日目ほどになると、もうこっちの食事なんかも期待する事はなくなり、ただ出された物をしっかり食べる事に専念、特に出走直前なので、余計しっかり完食しました。このオイリーなローストチキンはどこでもでましたね、その割にサラダ類とか野菜の種類や量も少なくて閉口したけど。味の方は論評の対象にもなりません。

食べ終わって7時半、スタート地点の混雑も又凄かったです、それに応援の人や見物人やらが渾然として1種独特の雰囲気。

80時間が出発して行きました、8時、色々なセレモニーや花火がスタートを盛り上げてました、他の出発時間の人達も色んなとこに陣取って今か今かとカウントダウン、結構興奮もの。

しかしその後、90時間のおいら達のスタートまでが長かった。出発したのはそれから2時間後、その間ずっと列の中、勿論トイレに行ったり、そこここに顔見知りを見つけては話し込んだりして気を紛らわせてはいましたが。

まだ8時23分、列はノロノロですが少しずつは進んでるようなので、完全に列を離れる訳にいきません。

漸く車検の順番が来ました、昨日やる筈の事、今日は係のひとが並んでる中を縫うようにして一台一台点検、あまり問題のあった人は周りにはいなかった。(日本と違ってここではベルは要りません。)

時間は8時44分、まだ空は明るいです。

バゲットを括り着けたりバックポケットに差してる人も数人、携帯食としては結構人気、でもあれ走りながら齧るのは口が大変です、おいらも途中、バゲットサンドをパン屋で買っては走りながら食べてましたが、慣れるまで食いちぎるのが大変。

それと結構こうした振り分けの重装備もかなりの数に上ってました。この時点ではもうカーボンとかクロモリの区別なんてあまり意味をなしてないのでは(最もタイムを目指してる80時間エントリーの人達は又違うのでしょうが)。

9時12分、まだ空には明るさが残ってます。陸上競技場のトラックを埋め尽くした参加者の間で退屈しのぎかウエーブが起ってきました。

写真右は英国在住日本の方、過去にも複数回PBPに参加されてるベテランだとか、同じ写真の右の方は仙台のサイクルショップの方です、名刺貰いました。

9時41分、ブルベカードにサインをしてもらうテントに辿り着きました、これが済めば好きな時にスタートです、80時間の時のようなセレモニーはありません。カードには出発時間は10時10分と書かれてました、ここから90時間が持ち時間です。

こうしてバラバラとスタートしたのが10時丁度、それでもゲートを潜って一般道にでると、ずっと自転車が連なってます、赤いテールライトの帯び、壮観です。そして結構な人達が沿道から声援を送ってくれてます。

通り過ぎる自動車もホーンと鳴らして声援を送ってくれてます。初めは日本でと同じく「車だ、どけ」の意味かと思いましたが、そうじゃありません。ホーンを鳴らし、窓から手を振って、声援してくれてるのです。嬉しいです、気分最高!

こうして会場周辺を後にし、自動車専用道を陸橋で越え、しばし自転車がレーンを埋め尽くす状態が続きました。もう外は真っ暗、街灯もあまりありません、でも前後左右と仲間の自転車だらけ、何の心配も要りません。

結局おいらは走行中キューシートを見る事はありませんでした。タイムオーバーで走るのをやめる時まで必ず誰かが前後にいたし、初めの日こそ夜出発で気がつかなかったのですが、明るくなってから気がついた主催者が用意してくれた矢印、これですべて事足りてました。ポイント毎に設置されてるその矢印、ポイントのどういう場所に設置するのかも一定してるので、見逃す事もありません、紛らわしいとこで、万が一間違った方向に進んでも、大きな×印のサインが立ってたりします、それを見ると間違ってるのが分かる仕組み。

スタートして、かなり直ぐに、10分後か20分後かに、雨が降ってきました。皆ほぼ一斉に道路脇で雨具着用です。おいらはパールイズミのレインジャケットとゴアレインパンツ、足下と手はそのまま、結局この雨は降ったり止んだりを明け方近くまで繰り返す事になりました、降り出すと結構な本降り、当然ビッショリですが、聞いてたほど寒さは問題なかったのが救いでした。


Posted: Tue - September 11, 2007 at 10:49 PM       |
 
 


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