【風の竪琴2-41

◎永遠と瞬間

(2009.9.25)

死んでおいで
といって
ぼくは送りだされたのだろうか
生まれるまえ
笑顔で
それとも皮肉な調子で

死ぬために生まれる
たしかに
死ぬことができるためには
こうして生まれてこなければならない
感謝しなければならないのだろう
やがて訪れることのできる死に

永遠とは
この今のことだ
それが瞬間にもなり
わたしになりあなたになる
そして愛はその裂け目に
永遠という橋をかけようとする

死んでおいで
愛を生きるために
永遠と瞬間を引き裂き
そしてそれをつなぐために

どうして人は長い旅にでるのか
いや長い旅にでていると思うのか
永遠と瞬間のあいだには
途方もなく長い道のりが続いている
そしてその物語のはじめとおわりは
メビウスの帯のように
つながったまま捻れている
時間という幻影のなかで