【風の竪琴2-36

◎源のながれだす場所で

(2009.2.28)

ひとつふたつ
ふわり
てのひらに落ちてくる
かなしみの音のつぶ

かんがえることは
かんじるほどには痛まないから
ぼくはむしろ痛みとともに過ごし
ゆびの指すはるかむこうに住むという
不思議な旋律で歌われることのある
ひみつの場所にいる
あなたのことを
ずっとずっと思っているのです

鳥は空の襞のあわいを泳ぎ
ひとつふたつは羽ばたくたびに
ながされる涙にゆれながら映る
虹のかなたにあるという
ぼくの源がながれだす場所で
あなたに出会いませんでしたか