◎源のながれだす場所で
(2009.2.28)
ひとつふたつ
ふわり
てのひらに落ちてくる
かなしみの音のつぶ
かんがえることは
かんじるほどには痛まないから
ぼくはむしろ痛みとともに過ごし
ゆびの指すはるかむこうに住むという
不思議な旋律で歌われることのある
ひみつの場所にいる
あなたのことを
ずっとずっと思っているのです
鳥は空の襞のあわいを泳ぎ
ひとつふたつは羽ばたくたびに
ながされる涙にゆれながら映る
虹のかなたにあるという
ぼくの源がながれだす場所で
あなたに出会いませんでしたか