【風の竪琴2-35

○anthropoesie

(2008.10.25)

黒、白、赤、黒、白、赤
錬金術師の結婚のように
分析心理学者の個性化のように
神秘学徒は歩まねばならない
かれらの道とともに
そしてかれらの道を超えて

「すべての学は
 ポエジーになる
 哲学になったあとに」

語ることのできないときには
沈黙しなければならない
すべての出発点は沈黙にある
語ることができないということが最初にある
学も哲学もそのことを忘れてはならない
そして言葉があり
その言葉がその矛盾の果てに
シンボルを生きようとする

考えること感じることそのものがシンボルになる
歩くこと話すこと歌うことそのものがシンボルになる
諍いのなか殺し合いのなかにさえシンボルがある
それらがどんなに悲しみに満ちているとしても
それらのあらゆる矛盾からしか生まれないものがある
神が人となり人が神になるように

それらすべてがpoesieになれば
生はそして死さえも
歩んでいく力を得ることができるのではないか
沈黙が言葉になることができるのではないか
それはもはや祈りでもなくpoesie
それは愛というpoesie
anthropoesie