○箱
(2008.9.18)
入れ子の箱のぼくのなかみ
最後の箱には何が
からっぽじゃねえのかと開き直ったとたん
合わせ鏡の無限をのぞきこむぼくの顔
いやそれはすでにぼくでさえない
モナドに映る鳥の飛翔または笑いだけのこったチェシャ猫
不生不滅の鏡の裏に
それは秘密ですと記してあったとかなかったとか
笑うのは人間だけといったのはほんと?
少なくとも自分を笑えるといいな
ぼくはじぶんの入れ子の箱をかかえて
今日も陽気に歩くのです自分を笑いとばしながら