【風の竪琴2-30

○何度でも

(2008.9.14)

  何度でも
  子供のように
  なぜ

  忘れてしまった世界の
  面影のために
  なくしてしまった
  人差し指のむこうへ

  何度でも
  そう
  何度でも
  あなたの名を繰り返そう
  思い出せない
  あなたのほんとうの名を

  生まれるまえの
  わたしの真実のように
  死んだあとの
  わたしのノスタルジックな喜びのように
  愛していると告げよう
  その悲しげな瞳に映る
  わたしの瞳にむけて
  あなたの深い湖にむけて
  何度でも

  世界は巡り移ろい
  わたしは巡り移ろい
  何度でも
  何度でも
  子供のように
  なぜ