【風の竪琴2-27

○愛とお金

(2008.7.23)


   善き人にだけではなく
   悪しき人にも
   太陽はその光を投げかけ
   雨はその恵みを降らせるように
   私たちはひとしく
   そのお金でその赤い林檎を買うことができることを
   喜ばなければならないだろう
   ときに私がそのひとつを買うことのできないときにさえ

   愛することを
   お金とくらべることができるだろうか
   だれのもとにも愛の種子はあり
   愛することでそれを育てることができるが
   愛さないとき人はそれを知らずにいる

   林檎をひとしく買うことができるように
   人は愛を求めようとするが
   愛さない人は何も得ることはできないだろう
   たとえ愛されたとしても
   それでもお金がお金を生むように
   愛はみずからを増やしていくことができる
   ただ愛することで

   愛が種子であるように
   お金もまたひとつの種子にほかならない
   愛と愛の陰画たる憎しみの混乱のように
   ときにそれは混乱を招き寄せる種子ともなるが
   その種子はまたたわわな実りをもたらすことができるだろう
   ただ愛することで