文献とデータ調べのソース (2004.4)


本・論文を調べる,本を買う

● 国立国会図書館 NDL-OPAC  http://opac.ndl.go.jp/
 国立国会図書館所蔵の和図書280万件,洋図書33万件のほか,雑誌記事592万件の検索ができる。雑誌記事の検索は,できなかったり限られていたりする図書館が多いので,利用価値が高い。
 なお,雑誌記事検索のツールとしては,MAGAZINE PLUS(日外アソシエーツ作成)が有名だが,有料。大学がライセンス契約を結んで学内からは無料で使えるところもあるが,そうでない場合はちょっと使いにくいので,まずは国会図書館で。

● Webcat  http://webcat.nii.ac.jp/
 全国の大学や研究機関の図書館の所蔵データを横断的に検索できる総合目録データベース。自分の大学に所蔵のない図書でも,どこに行けば現物を見られるかが簡単にわかるので,とても重宝。(ただし,大学図書館は他大学の学生に直接貸出はしないのが普通なので注意。紹介状を持参すれば閲覧とコピーはできる,というところが多い。)「国際交流基金日本語国際センター」や「日仏会館図書室」といった大学以外の機関が含まれているのも,意外に便利。(そうした機関は,利用者登録をすれば貸出も可能なところが多い。)
 なお,図書の著者名で検索する際には,姓と名の間にスペースを入れないとヒットしない。

● Webcat Plus  http://webcatplus.nii.ac.jp/
 Webcat に連想検索機能を加え,検索語の一致ではなく関連性の高い語で自動的に検索をかけてくれる便利なツール。(ただし,ちょっと連想が豊かすぎかも?)本をアバウトに探したいときや,遊び心のあるときに使ってみると便利(楽しい)。本の目次なども表示されるので,その点も重宝。

● 研究紀要ポータル  http://kiyo.nii.ac.jp/
 大学や研究機関が発行する紀要類の文献情報が検索できるデータベース。国立情報学研究所が運営。ただし,ヒットする情報にはまだ多少ムラがあるような印象。
 紀要類の文献情報を調べるには,「論説資料保存会」が毎年発行している『論説資料』(英語学,日本語学,中国語学,教育学)の CD-ROM 検索を利用するのも便利。(麗澤大学図書館にもあり,学内からはオンラインで検索できる。)

● 東京外国語大学図書館  http://www.tufs.ac.jp/library/
 外大に限らず,大きな国立大学の図書館のデータは,書誌情報を調べるのに結構便利。検索だけなら学外者でも普通にできる。自分でいくつか大学のHPを試してみて,お気に入りのところを一つ二つ決めておくといいかも。
 その他,一般向けの本など,大学の図書館ではあまり持っていない本を借りたいときなどは,市や区の図書館の方が便利だったりする。たいがいHPがあって所蔵資料の検索もできるので,こちらも一つ二つ決めておくといい。

● 麗澤大学図書館  http://www.lib.reitaku-u.ac.jp/limedio/index-j.html
 判官贔屓じゃないけど,所蔵している資料であれば,雑誌論文まで検索できるところはえらい!(そういう図書館,そんなにないのだよー。)

● Books.or.jp  http://www.books.or.jp/
 その時点で入手可能な書籍(国内発行の書籍約65万点)が収録されたデータベース(凸版印刷が開発・運営)。書店で買えるかどうかを調べるといった使い方だけでなく,例えば,「くろしお出版」の本の一覧が見たいというようなときに,出版社名での検索をかけると瞬時にリストが表示されるので,出版社のページに行って探すよりこちらの方が簡便。

● Amazon  http://www.amazon.co.jp/
 言わずと知れたインターネット書店のページ。ここの良いところは,検索した本を表示させると,「目次」や「帯」のコピーなども見られること。どんな本なのかのイメージが湧きやすい。(読者のレビューもあったりする。)

● 日本の古本屋  http://www.kosho.or.jp/
 全国各地の古本屋2700軒が参加したインターネット上の古本データベース。すでに絶版になっている本でも(明治とか大正とかでも),ここで探すとかなりの確率でヒットする。(あとは財布との相談。)本を買うには会員登録が必要だが,登録は簡単。注文後は書店との直接取引となるが,大体二三日で手許に届く。(結構早い!)


言葉を調べる

● 英辞郎 on the Web  http://www.alc.co.jp/
 「スペース・アルク」のウェブ・ページで公開されている,100万項目を超える英和・和英辞典。構文情報などはないが,利用者からのフィードバックも得て更新されていく圧倒的な数の用例と訳語には舌を巻く。 CD-ROM 版(有料)もあり。

● シソーラス(類語)検索  http://www.gengokk.co.jp/thesaurus/
 日本語の単語22万語について,同義語だけでなく,広義語・狭義語・関連語・反義語・語末一致といった関係で言葉を網羅的に探せるシソーラス。用がなくても適当な単語を入力して調べてみると,それだけで面白い。開発・公開している(株)言語工学研究所は日本語処理ツールの開発会社。様々なキットも紹介されている。

● TUFS 言語モジュール  http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/
 東京外国語大学が,21世紀COEプログラムで得た資金で開発しているウェブ上の外国語学習モジュール。11の言語について,発音・会話・文法・語彙がインターネットで学べるように作られている。まだ部分公開の段階だが,完成したらさぞかし便利なことだろう。各言語のリンク集も充実。IPA(国際音声字母)のきれいなモジュールもあり。


リンク集,データ集

● 国内言語学関連研究機関WWWページリスト  http://www.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/kanren.html
 後藤斉さん(東北大学)が作成・公開しているとても便利なリンク集。文字どおり,国内の言語学関連研究機関や研究者個人のサイトへのリンクを網羅している。学会や研究会の開催情報も逐次掲載されるので,いつどこで何があるのだったかすぐにわかってありがたい。

● 日本語の歴史と日本語研究の歴史  http://www.ne.jp/asahi/nihongo/okajima/
 岡島昭浩(大阪大学)さんが作成・公開している国語学・日本文学関連のテキストデータや目録のリンク集。明治や大正といった古い国語学論文などのテキストデータが入手できるので,大変ありがたい。(日本語の「連濁」について初めて発表したライマン [Lyman] の論文なども読める!)文学作品についても,どこで何が入手できるかが網羅されている。

● 日本語会話データベース  http://www.env.kitakyu-u.ac.jp/corpus/
 北九州市立大学国際環境工学部情報メディア工学科上村研究室で開発・公開されている,日本語の会話コーパス。合計120名の日本語母語話者と非日本語母語話者へのインタビューを記録し,テキストデータと音声(一部ビデオ)で公開している。会話研究の資料としては量的にも十分で,表記はさほど厳密ではないが,利用法を間違えなければ,貴重な発話資料として用いることができる。
 なお,現在開発中の日本語コーパス・データとしては,約700万語からなる国立国語研究所の「日本語話し言葉コーパス」(http://www2.kokken.go.jp/~csj/public/index_j.html) のほか,東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻アーカイブ委員会が開発中の「日本語会話データベース」「誤用例データベース」(http://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/archive/archive.htm) も,完成・公開が待たれるところ。


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