提出日:2004年1月31日
第5回 全日本Mac系大忘年会 in 大阪の宿題その2。ビンゴで頂戴したEGWORD13の使用レポートです。インストールした環境は、PowerBookG3 1998(MacOSX 10.3非サポート機種)/搭載メモリ512MB / MacOSX10.3.2(以下 Panther)です。
EGWORD13は製品概要によると
文書作成のあらゆる場面をカバーする高機能で使いやすい日本語ワープロとして、文書、表、図形、地図、数式編集機能がシームレスに統合され、紙の上に書くように自由にレイアウトできます。
また、Mac OS X v10.1が提供する超広大なフォント環境に完全対応。ヒラギノ20,000字をフルに活用できる究極のワープロです。
また、日本語入力プログラムのEGBRIDGE14、三省堂の「大辞林第2版」、研究社の「新英和・和英中辞典」の辞書が標準装備され、お得感は高いと感じます。また、このバージョンからMacOSX専用となっています。
インストールは問題なく終了。例によって、アップデータが出ていないかとサイトに確認。エルゴソフトでは、アップデータの情報はサポートサイトにまとめられている。サイトについてはいろいろ書きたいことはあるが、もうやめときます :-p
そーいうわけで、以下の内容はこのアップデート後のものです。
自分はワープロというものを普段全く使わないです。Macではクラリスワークスのワープロ機能を少し使っていましたが、クラリスワークスが使えなくなってしまった以降は、必要なときはテキストエディタですましております。
また、Macよりも長い時間使わざるを得ない、会社のWindows環境でも同様で、あのWordは使いたくもないので、これもまた基本的にはテキストエディタを使っています。
EGWordはワープロというよりは縦書き、原稿用紙、地図作成、作表、数式 - などなどまさに日本語の文章作成の統合ソフトというようなソフトなのかと思います。今回は、EGWORD13で新たに加わった「アウトライン機能」と「Rendezvous対応の電子辞典ビューア」について特に述べたいと思います。
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| 基本的な操作は一般的なアウトライナーと同じ。各トピックスの色や位は自由に変更できる。 |
アウトライン機能がEGWORD13の新機能として挙げられているのですが、今までのバージョンを知らない自分にとっては「なかったんだ…」というのが正直な感じです。それで、今回のMaxMenusのレポートとこのEGWordのレポートはこのアウトライン機能を使って文章を入力し構成を考えました。
アウトライン機能というのは、こういう文章を考えるときに非常に便利な機能だと思います。思いつくまま、アイデアを書き込んで、後でそれぞれを関連づけたり、順序を入れ替えたりと便利に使えます。自分はアウトラインナーとしてOmniOutlinerを使っていますが特に違和感なく使えました。ただリターンとコマンド+リターンの動きが逆なのでそれが一緒だったら良かったのに。そんなわけで、できれば、キーコマンドがカスタマイズできるか、はたまた「○○風」といういくつかのキーコマンドのパターンから選択できるようになるといいなぁと思います。
機能としては一般的なアウトライナーとして特に不満はないと思います。不満な点を挙げるすればファイルの入出力について。「Actaファイル(Acta7、Acta Classic)のインポートも可能」となっているのですが、MacOSX時代に追加された機能なのだから、OmniOutliner、XML形式などの読み込みもサポートして欲しかったと思います。また書き出しについてもCSVファイルの形式をサポートしてくれると便利ではないかなと。今後のバージョンアップに期待してます。
電子辞書ビューワはRendezvousをサポートしているのでビューワにマウントした辞書をネットワーク経由で別のMacで共有することも可能になっています。ただ、我が家にはMacOSXが動くMacは1台だけなので残念ながら試すことはできていません。
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| 調べたい単語を選択して、左の「タブ」をクリックするか、辞書のウィンドウに調べたい単語をD&Dすることで、意味を調べることが可能。 |
文章を入力しながら意味を調べられるのは便利です。入力中の言葉を選択して辞書のタブをクリックするか、辞書のエリアにドラック&ドロップすれば意味を調べてくれます。ただ、ここで使用可能な辞書は付属する2つの辞書に限られています。業種によっても必要な辞書があるかと思いますが、そういう場合にも対応できるよう外部辞書を検索対象にできると非常に便利だと思います。
辞書が専用のフォーマットになっているようなので、Jammingなど電子辞書ビューワで利用することができません。自分の場合、辞書を使うたびにCD-ROMを入れ替えるのは面倒ということと、そのままHDDにコピーするとHDDの容量ももったいないだけなのでイメージファイルにしてMac起動時にマウントするようにして使っております。EGWORDからもこういう使い方ができると便利だと思うのだすが、どうでしょうか?
また、独立したアプリケーションとして電子辞書ビューワソフトが付属しています。この辞書ビューワはEPWING V5 対応しています。入力している言葉を選んでメニューの「道具」>「電子辞典で検索する」または「コマンド+シフト+D」のショートカットで電子辞書ビューワで調べることができます。検索対象となる辞書は、チェックボックスのオン/オフを切り替えることで変更できますが、用途などに合わせてその組み合わせを保存することはできないようです。
この電子辞書ビューワは付属の2つの辞書だけでなく、EPWING対応の辞書も使用できるので、対応していれば普段使っている辞書を使うことも可能です。辞書は起動時に読み込み、後で追加することも可能になっています。
また、サービスメニューに登録されるので、サービスメニュー機能に対応した他のアプリケーションからも利用可能です。例えばSafariを使っていて、分からない単語などがあればそれを選択し、メニューの「Safari」の「サービスメニュー」から「電子辞書で検索する」または「コマンド+シフト+k」のショートカットで利用が可能です。
個人的には電子辞書ビューワを使わなくても、付属以外の辞書を使って検索できるようになるといいし、付属の辞書がJammingなど他の電子辞書でも使用可能になると嬉しい。また扱える辞書フォーマットも増えると良いと思う。これも今後のバージョンアップで更に強化、改善されていくことでしょう。
ここからは、付属する日本語入力プログラムのEGBRIDGEについて。
これまで人のMacを触らせてもらったときにEGBRIDGEがインストールされていて、当時の「ことえり」よりも数段、賢いことを目にして羨ましかった思い出(< 買いなさい)があります。が、結局、自分はMacOS8.5あたりからAIソフトのWXシリーズを使っておりました。MacOS9の移行の時も中々対応されませんでしたが、どうやらOSXへの対応はない模様。結局、OSX移行後は「ことえり」をずっと使っておりました。ご存知の通り、Pantherのことえり4はかなり賢いと思います。
さて、「ことえり」と「EGBRIDGE」を比較するにあたってですが、Panther移行後、ことえりを使っていた時間と、忘年会後、EGBRIDGEを使っている時間はほとんど変わりません。「ことえり」については、Jaguarまでの辞書は移植せず、サラの状態から使っているので、それほど自分のくせは入っていないはずです。また、学生の頃にワープロ検定を受けた時の癖が残っていて、入力の癖としては短い文節で入力→変換をすることが多く、連文節の入力はほとんどしません。ということで、あまり文節の係り受けの効果は出にくいと思うので、IMの機能比較としてはあまりよくないのかもしれないなぁと思ったりもします。
いくつか試した中では「いしにくすりをもらう」を「ことえり」で入力し変換を行うと「医師に薬をもらう」となるが「EGBRIDGE」では「意志に薬をもらう」となります。逆に、ことえりの方が変な変換を行うことがあったのですが、何を入力したのか忘れた… (汗)
また、話し言葉への対応の充実が図られているということになっていますが、「長ーく」「気がつかんかった」などが「ことえり」でも「長ーく」「気がつかんかった」と同様に変換されます。アップグレードされた時期はPanther発売前だったわけですが、現時点ではあまり差はないと思われます。ということで、変換精度という点では大きな差はないと言っていいのではないかと思います。
ただそうは言っても、「なんでこれが最初の変換候補なのだ?」と思う率は残念ながら「EGBRIDGE」の方がわずかだが多いような気がします。もちろんこれはどんな内容の文章を入力するか、入力のスタイルによっても変わってくると思います。15日間試用できる体験版が提供されているので、是非、お試しください。
もう少し、この2つの差を見ていきたいと思います。「ことえり」は再変換ができるようになり日本語キーボードならかなキーを2度押しで再変換などができるようになりました(英語キーボードならショートカットで対応可能)。これに対して、「EGBRIDGE」は再変換したい文字列を選択してスペースキーを押すことで再変換できます。
「ことえり」の方が便利だと思う点は、半角英字の入力モードなのに、日本語入力だと勘違いして「konnnitiwa」とか入力してしまっても「かな/カナ」キーを2回押せば「こんにちは」に変換できるという点。また、ブラウザのアドレス入力で日本語入力モードのまま、入力を始めると自動的に「www」と入るのはかなり気が利いていると思います。
対して「EGBRIDGE」の方が便利だと思う点。まず、レスポンスは「ことえり」よりも良いように思います。それから、入力中の単語、または確定済みの単語を英単語に変換することができます。「こんぴゅーた」と入力したときに「computer」と変換することも可能です。単語登録すれば良いと思う人もいるでしょうけれども…
また、入力ミスの自動補正機能が働くので、「にゅりょく」と入力した場合、「入力」と変換されます。ただ、こういった機能は人によってはおせっかいということにもなりかねないのでさじ加減が難しいところかもしれません。
「EGBRIDGE」の入力メニューの最後の方には、電子辞書ビューワの呼び出しがあるので、EGWORDに限らずいろんなアプリで使うことが可能になっています。便利に使える機会も多いのではないかと思います。
また「EGBRIDGE」大きな特徴の一つに、住所パレットの機能があります。例えば入力中の住所から郵便番号が知りたい場合には住所を選択してF3を押せば、住所パレットが開いて郵便番号を調べることが可能です。郵便番号からも同様に住所を調べられる。
こういったプラスアルファの部分を評価できるか否かで「ことえり」から乗り換えを考えるかどうかになるのではないかと思います。
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| 「目次に戻る」度に左側にどんどん目次が増えていく。 |
EGBRIDGEのヘルプの各項目ページの最後、「目次に戻る」をクリックすると左にメニューが追加されていくことを発見。ヘルプの中身はHTMLファイルだと思うので、フレームの対応がまずいのだと思われるので、この辺りはしっかり確認して欲しいです。
この様な機会を与えていただきましてありがとうございました。また、ソフトをご提供をいただきましたエルゴソフト様、ならびに忘年会を主催運営をいただいた、スタッフの皆さまに感謝いたします。ありがとうございました。
© Ka-Ku@虹色の林檎はどんな味? 2004