TouchStreamがやって来た!

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買ってしまった!TouchStream

机の上にApple Cinema Display22インチとTouchStream、PowerMate。TouchStream自体がテンキーレスでコンパクトなのと、マウスがないせいで、かなりすっきりして見える。ひっそり置かれたPowerMateが余計にすっきり感を演出している部分もある。

いやー、ついにやってしまいました。机の上もすっきりです。財布の中身もすっきりです。すっきりし過ぎて机の上が寂しいので、PowerMateだけはわざと残してるぐらいです。

iGesturePadに慣れれば慣れるほど快適になってきて、それはいいのですが、そうするとますますキーボードに手を移すのが面倒になってきたのです。その歯痒さと来たら、普通のマウスとキーボードを使っている時の比ではありませんでした。iGestureでほとんどの事ができてしまうのに、たかが単語一つ打ち込むだけでもキーボードに手を移さなければならない。これはストレスです。

写真ほど見た目は悪くない

TouchStreamの左パッドのアップ写真。遠目だとぼこぼこしたような表面に見えるものが、アップにすると、それが単に平らな面に書かれた模様だという事がよく分かる。

fingerworksのサイトに掲載されている写真はどう考えても写真写りが良いとは言えず、なんかぐにゃぐにゃした気持ち悪い感じで写ってます。でも実物は遥かにマシです。自分で写真を撮っていて気づいたのですが、TouchSreamは写真が小さいと気持ち悪くグニャグニャに見える傾向があるようです。試しに上の写真をクリックして、大きな画像で見てみて下さい。

左右の板一枚ずつの大きさは、iGesturePadと全く同じです。間違いなく同じ筐体を使っています。ただしiGestureMiniKeyboardはもうちょっと大きい別の筐体を使っているようです。

あとは色でしょうか。「この色さえなんとかなれば買ってもいいのに…」と思っている人も多いでしょう。実は本国アメリカ人もみんなそう思っているようです。このUglyなRedをなんとかしたい、ついては自分の好きな色に塗り替えたいのだがどういう方法があるだろうかと、散々な意見がfingerworksのBBSで展開されています。本家のBBSなんだからもうちょっと擁護する声があってもいいんじゃないかと思うのですが、誰もフォローしてません。これはもう変な赤なんだという事で決定事項らしいです。fingerworksの人が言うには、このTouchStreamをデザインした時がちょうどクリスマスだったそうで、だからこのカラーリングはクリスマス・ムードなんだそうです。もっとも、それにまともなレスは付いていなかったようですが…。

置き板

TouchStreamの置き板を真上から見た図。真っ黒で、特に取り付けるための穴等が見当たらない。

TouchStreamの置き板兼パームレストです。標準で付いてきます。特に本体とこの板を留めるような仕掛けはなく、本当にただ板の上にただの板を乗っける感じです。この板はプラスチック系の材質だと思われ、手を乗せると適度にしなるのですが、かなり頑丈な感触です。パームレストはちょっと汗ばむ感じがするものの、フィット感は抜群です。キー打ちする時もマウスとして使う時も、これがあるだけで非常に楽になります。iGestureシリーズにも標準で付けてほしいと思うぐらいです。

なにげにエルゴ

TouchStreamの置き板を水平に見た図。テントの形ではあるが、角度が10度程度であるため、翼のようにも見える。

置き板は中央が高くなっており、プチエルゴなキーボードになってます。真上から見た時も外側が前方向に傾いており、だから実は、左右の板を繋ぐケーブルも不等長なのです。

この板の特徴は単にプチエルゴなだけではありません。膝の上において大変安定するのです。キーボードを膝の上に置いてタイピングしてもスピードや精度は全く変わらないどころか、人によってはその方が速く打てると思うかもしれません。背もたれを適度に倒し、腕を自然に降ろした状態で、キー打ちもマウス操作もすべてできる。これは快感です。

膝打ちの極意

TouchStreamをどけてその代わりにブックホルダを置いている図。

膝打ち兼膝マウスは、とても大きな副次的効果をもたらしてくれました。ディスプレイの前の空間ががらんと空くわけですから、ここに本やドキュメントを置いて作業ができるわけです。通常はどうしてもディスプレイの横にドキュメントが来てしまい、目の移動が大変でした。それでもペーパー資料ならまだましで、ドキュメントホルダーに乗らない大きめの本だともうお手上げです。私は学生時代からこれに悩まされ続けて来たのですが、TouchStreamのおかげでほとんど解決しそうです。さらにこれがワイヤレスだと言う事無いんですけどね。ちなみに写真の書見台はエレコムのEDH-004です。無段階角度調整機能付きで、大きめの本でもがっちりホールドしてくれるなかなかのモノです。購入に当たっては、ほんたったという製品とどちらにするかかなり迷いました。

で、これでまともに打てるの?

おそらくこのページを見ているほとんどの人の関心は、ただの板でまともにキー打ちできるのかという事ではないでしょうか。

答えになっているかどうかわかりませんが、私は買って三週間ほどになりますが、それでもまだノーマルキーボードの時の六、七割のスピードしか出ていません。その代わり、ほぼ完全にタッチタイピングはできています。敢えて今NumLockは使っていませんので、遠い数字キーもタッチタイプで打てています。ですから自分の経験としては、タッチタイプができるところまでは保証できるかと思います。で、普通のキーボードと同じスピードで打てるようになるかに付いては、自分ができていないのでまだ何とも言えないのですが、おそらくそれに遜色ない速度で打てるようになる予感はあります。

もし興味がある人がいれば、私は思い切り背中を押します。FingerWorksのサイト等見て、なんか良さそうだなと思っているのであれば、実物を手にしたときの良さは想像以上のはずです。逆に、こういうのはダメだ、練習する時間もつもりもさらさらないという人には絶対に薦めません。それは実物を手にしたときの落胆が、これまた、想像以上に大きいだろうと思うからです。初めてTouchStreamに触ったその日は、どんなキー打ち名人でも叩きのめされて地べたに這いつくばるような気持ちを味わうと思います。それぐらい、まともに打てないのです。絶対にタッチタイプなどできるわけがないと思わされますが、そこを信じて練習し続けると、当初想像した以上の快適さが待っています。

実際、私はものすごく気に入っていますし、もう他のキーボードに浮気するつもりは全然ありません。それなりにキータッチにはこだわるクチで、タッチが良いと噂されるキーボードがあれば、とりあえず秋葉原に出向いて試し打ちして来たものですが、今はもう少しも気になりません。それどころか、たまに普通のキーボードを打つと、なんでこんなおおげさなスイッチが付いているのだろうとうっとおしく思えて来たりします。ひょっとして、「物理的に独立したキーがなければまともに打てるわけがない」というのは一種の刷り込みかもしれませんね。コンピュータがこの世に登場して、それまで前例がなかったからとりあえずタイプライターに似せてキーボードを作って、根本的には今もそれを引きずっているわけです。しかし指の動きが電気信号に変換された時から、本当はもう独立したキースイッチなど必要なかったのかもしれません。と、そんな事を考えながらTouchStreamでこの文章を書いています。とかく「キワモノ」扱いされがちな製品ですが、実際の使い心地は非常にニュートラルです。エキセントリックな製品を力技で駆使している感覚はまるでありません。

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