ピアノの調律の仕事ってどんな事してるの?

ピアノの状態別の詳しい内容はこちらからどうぞ

調律に伺ってまず行う事は、今ピアノがどういう状態になっているかを確認します。
 (この時、ピアノを弾いてみたり、内部アクションやペダルの動きを調べたりして、
  弾き心地〜タッチ感〜はどうか、音色や音の伸び、ペダル効果は?といった具合で確認します。)

次に、限られた時間の中で、どこをどのように調整するとそのピアノの持っている
 本来の音色を引き出せるかを計算しながら作業に取りかかります。


ここで、ピアノの調律に関する専門用語のいくつかをご紹介します。


調律・・・ よく聞く言葉ですが、本来の意味は「音律を整える」という意味で、
       タッチや音色には関わってこない言葉です。
       ギターなどの、チューニングの意味と同じです。
もう少し詳しく↓(2003年1月25日更新)








整調・・・ アクション(内部機構)の調整を行う事です。
       指先で鍵盤を押した力が無理なくハンマー(弦を叩くフェルト)に
       伝わっているかどうかを調整します。
       車のブレーキの遊びのように、アクションに適度な遊びが必要な場所があったり
       無駄のない動き方をしているかどうかを調整します。









整音・・・ 弦を叩くフェルト〜ハンマー〜に手を加える事です。
       ハンマーは羊毛を圧縮して作られており、ある部分に針を差し込み
       クッションを作ったり、硬化剤という薬品を注入しフェルトを固くしたりして
       直接弦に触れるハンマーの状態を調節します。
       固いハンマーで叩いた音は固い音(金属バットで叩いたような)がして、
       柔らかいハンマーで叩いた音はモワーッとした音がします。









したがって調律師の仕事は、『調律』『整調』『整音』という3つの作業を行い、
ピアノが、一番気持ちよく響く所を探す作業をしているのです。

*一般のご家庭にある立型のピアノをアップライトピアノ(UP)、
 ピアノの先生のお宅や学校の音楽室にあるようなピアノをグランドピアノ(GP)と言います。