■おいしいカレーについて、なんかキモい書き方してみるテスト。



駅のそばに古びた小さなカレー屋がある。
はじめて見た時からなんとなく気にはなっていたけど、入る勇気が少しだけぼくには足りなかった(どんなお店でも、はじめて入る時にはほんの一握りの勇気が必要だけど)。
ネットで調べてみると、あんまり評判がよくない。なつかしい味(おいしくない料理を褒めることが出来る唯一の魔法の言葉)だとか、こんなにまずいカレーははじめて食べただとか。

そういわけでちょっと敬遠していたけれど、ある日の夕方、ふと思いついて立ち寄ってみた。

するとこれが、意外にも美味しい。わずか五百何十円の、粗野な盛りつけの、具なんて豚肉の切れ端しかないような、凡庸に見えるカレー。だけど、何なんだろうこの不思議な味わいは。
会社が移転する直前に見つけて幾度となく通ったあの店のカレーにも通じる不思議な味。

なつかしいだとか、おふくろの味だとか、そういう次元のお情けのような「美味しい」ではない。本当に、美味しい。

あっという間に完食。


-----
本当に美味しかったのか、一時の気の迷いだったのかを確かめるため、次の日の昼も、同じ店に入ってみた。

今度は大盛りをためしてみる。
大盛りを食べて途中で飽きるようでは偽物だ。そう思って待っていると、今回は別々の器で出てきた。

一口食べてみる。

うん、やっぱり美味しい。

目の前で、身の丈ほどもある豚バラのかたまりを、細かく切り分けていた。
ここのカレーがおいしくない、はじめてカレーを残した、なんて言っている人は、この光景に耐えられなかったのかな。

Posted: (水) - 5 25, 2005 at 03:23 AM   怪獣_飯(仮)            


© Readme