2009年10月04日 02:09

入院九十三日目_9月16日

入院の様子をつづったものですが、それ以外の話題も多く挿入されています。

院内患者相互のプライバシーの侵害・公開に当たると判断されるものは、事前に削除してあります。會澤の判断で削除を実施しておりますが、「これはまずいんじゃないかい」というご意見には、再考することもありますので、どうぞご遠慮なくコメント欄に書き込んでください。ただし、そのコメント該当部分を削除するか否かの最終判断は、會澤がいたします。

以後、一日一エントリずつアップデートしていくつもりです。公開は自動化されていますので、トラブルがあって公開が停止されてしまう事態も想定されます。そのときは、會澤のスキルのなさを笑ってやってください。

週に一日程度の割合で自宅に戻っておりますが、コメントに関する返答などは大幅に遅れることもあります。その点はご容赦ください。



2009/09/16 06:15

入院4ヶ月目に突入。決してありがたい話ではないけど、体調は改善に向かっているのは確かな話。良きとしよう。


頭痛は弱い。4:00にトイレに起きるまで熟睡。その後も、6:00まで眠れた。今日は暑いのか寒いのか全くわからない、天気はよさそう。ちょっと頭の中がモヤモヤしたした感じがあり、ちょっと今日は要注意かも。


昨日主治医と少し長めに話をさせてもらった。会社がメンタルヘルスに対して舵を取っているという話。會澤が会社復帰する際、いわばテストケースとして扱ってくれるという話(メンタルヘルスに対して監督局から警告が入って、会社としては相当あわてたらしい。心理的な要因で出社不能になったり退社した人間が多発しており、会社としてもプロジェクトを立ち上げて対応するそうだ)。会社から、障害者雇用という観点から精神障害者保険福祉手帳を取得してくれないか。という話がでた、私は該当するのか?という話も。


特に最後のケース(精神障害者保険福祉手帳)に関しては、會澤は適応範囲。という判断。ただし、「精神障害者」という言葉が一人歩きし、特別な目で見られるケースを主治医は何人も知っているそうで、その点についても話をさせてもらった。結論としては取得申請する方向で話がまとまった。

現在休職中の会社に対して復職を目指しているということ。現在の経済状況の中では、「精神障害者」という色眼鏡があるにせよ、無いにせよ新潟という地方において新規に45歳の男が職を見つけるのは困難。精神障害者保険福祉手帳取得による、所得税控除・住民税控除などの利点がむしろ(復職しても所得そのものは減ることが予想されるため)有利であろうと思うため。などがその理由。

主治医もそういうことなら。と納得してくれた。これが失業中であれば、医師が言う話に取得をためらったかもしれない。


主治医と話をしたことの中に、頭痛やめまいなどの諸症状はやはり精神的なものや、それに伴う脳内ホルモンのバランスの崩れが原因。という見方をしている旨の話も伺った。そして、これらが完全に根治するかどうかに関しては、保証できないとも。

つまり、現在は比較的頻発しており、一時帰宅においても同様の症状がでていることからまだ自宅に戻ることは難しい。ただ、今回の一時帰宅でこれまで毎回服用していた頓服薬を使わなかった点は、一歩前進。症状が(自宅でも)安定してくれば退院の話もでてきそう。今週も土日月で外泊予定。


2009/09/16 13:17

五木寛之氏の「いきるヒント」に、評論家・永畑道子さんの引用として、いつ頃の話かわかりませんが、永畑家に訪れる学生の挨拶が乗っています。それは、

「きみ!悲しいではないか」

というものだったそうです。會澤は学生運動激しかりし日の話を叔父から聞きました。今は横浜にいる叔父と茨城にいる叔父二人は、小学生ぐらいの私に学生運動の何たるかを話してくれました。内容は覚えていませんが、その熱は覚えています。

會澤は、人生は明るい物だけではない。と感じることができたのは、この二人の叔父の影響が強かったかもしれません。すでに大人だった二人の叔父は、大人の話(決してあっちの話ではなく)をわかりもしない子供に話してくれました。


「悲しいではないか!」政治について憂いていたのか、日本文学のありようについて憂いていたのか、はたまた人生について憂いていたのか。

今回の衆議院選挙の自民党敗北には、口には出さぬ選挙民の「悲しみ」が込められていたのかもしれません。官僚支配の政治からの脱却。それを旗印に船出した民主党は、今様々な方向からの風に戸惑っていると思います。政治を“実行”すれば、それによって損害を被る人が必ずでてきます。ダム工事の中止。工事を請け負うつもりだった人たち。工事のために既に立ち退いた人たち。私は「平等」という言葉を政治家に使って欲しくない。平等であるためには、かつての共産主義が理想だったのです。しかし共産主義は破綻しました。腐敗によってです。


日本は、資本主義下の共産主義でこれまで成功してきました。政治が各種産業に深く介入し、技術を誘導し利益を誘導する。政治による産業へのテコ入れですね。しかしこの資本主義下の共産主義は、やはり腐敗によって疲弊しました。利益を誘導するために官庁は、外部団体を作りそこに天下り、大した仕事もせずに無駄にお金を費やしてきました。

右肩上がりの経済の中ではそれでも微々たる物だったかもしれません。しかし、停滞期・下降期においてそれらは「無駄」と呼ばれ、官僚支配と呼ばれました。かつてはそのシステムは有効に働いていたのです。「かつては」。

官僚は「平等」にこだわるがゆえに斡旋・談合を繰り返し、それもまた「無駄」と言われました。そしてそれもまた「かつては」有効だったのです。


政治家は「平等」ではなく、政治力を行使することは「不平等」を行使するのだということを知って欲しいと思います。「平等」であるはずがないのです。これからは優先順位をつけて政治を行使していっていただきたい。

直面している課題は、多いと思います。総花的にばらまく時代は終わました。ピンポイントに絞って「政治家はこれをやる。伴って不利益を被る人がでるが、まずは我慢してくれ」。これからの政治はそういうあり方でいってほしい。

みんな平等など絵に描いた餅というか、空想の産物でしかありません。


▲失業対策をやるためには、経団連に相当泣いてもらうことになるでしょう。▲老人福祉には、増税が不可欠です。▲国民の消費拡大のためには、貯蓄に回るお金を消費に回さなければなりません。そのために貯蓄そのものに課税することも検討してもいいかもしれません。▲派遣労働者などの流動的な雇用については、派遣会社に安定雇用が維持できない場合には相当額を派遣労働者に支払う義務を、派遣労働者には、派遣先の選択権の放棄を求める必要があるかもしれません。▲国防を司る「モノ」を認めたくありませんが、自衛隊を株式会社にしてはいかがでしょう。劣後株式のような制度を作り、海外の資本から資金を調達できるようにすればかなり集まる気がします。▲医療現場の混乱に関しては、助産師・準看護婦の規制撤廃や、緊急性のない医療受診に対する利用者負担額の増加、医師確保のための優遇。私立病院の利益制限導入。▲公務員改革には、そもそも給与に関する人事院勧告の平均算出企業を大企業だけから中小企業の平均への移行。▲全ての会社に対して役員報酬限度額を役職なしの従業員平均給与の2倍以内に制限する法案を出し、役員給与を引き下げるか、従業員給与を底上げするかの2者選択をはかる。▲土木・建築業者には、総工費のうち4/5以上を直接現場作業にあたった業者に回るように義務化する(下請け業者への利益配分)。


どれも不利益を被る者がでてきます。私それでもいいと思ってます。不利益を被った者が、再び自民党政権がいい。と思えば、一致団結して民主党を破ればいい。

利益を被る者は、これまた団結して民主党に投票すればいい。


そして、悲しむことすら知らぬ非投票者は、自分にしわ寄せが来ていることをそのとき知り、「悲しいではないか」と議論を始めるのではないでしょうか。

社会は不平等。そこはこれからの大前提です。

資本側に有利につくか、民衆側に有利につくか。選挙民が決める。それが民主主義だと思います。


2009/09/16 18:10

ここのところ堅い話ばっかりで、まぁよんでいる人も少ないかもしれませんが…


ここのところ病院の様子が様変わりしています。新規で入ってくる人。退院する人。じつは、主治医も言っていたのですが、精神科の病棟は、初めてはいる人が比較的長め。2度目3度目の人は、2週間とか期間を区切って落ち着いたら退院という流れのようです。私は表面上だいぶ落ち着いてはいるのですが、最初が肝心というわけではないのでしょうけれど、ちょっと長いスパンで考えましょうということになっています。

まぁ3ヶ月もいれば、たくさん出入りして今すねぇ。今回(数日前)もこれで3度目という子が入ってきました。まだ高校生。強迫観念というものだそうで、私あまり詳しくないのですけど、見た目はぜんぜんふつう。

ちょっときついのは、だいぶ良くなって退院していった子(中2)が再入院してきたこと。退院していったときには明るい笑顔だったのに、今は相当悪い状態に見えます。


この小さな病棟に、知る限り高校生以下の子が4人。

もちろん様々な要因を抱えているのでしょうけど、子供のうちからストレスを抱えて生活している。つらいっすねぇ。


次の外泊は、2泊3日で予定していますが、その次あたりはもう1泊延ばそうかと思っています。焦っても仕方ないですが、ここの閉鎖病棟が世間と隔離されているおかげでいろんなものを考えられた気がします。

こういうのを前向きというのかどうかわかりませんが、長期にわたる入院で、得られたものは確かにあったなと。

後は本当に安定してくれれば。まだ不安定なんだよなぁ。


Posted by kaizawa