2008年12月06日 19:48
野性のたくましさ
先日も少しこのブログにも書きましたが、佐渡で放鳥された朱鷺が本土まで100キロ近く移動して関川村で確認されました。ところが、その後子の朱鷺が今度は南下して新潟市南東部の田園地帯で確認されました。関川村からは60キロほど移動したものと思われます。関川村で発見されたときと比べても痩せた様子はありませんでしたので、餌は逞しく取っているものと安心しています。
家族で話をしていたのですが、関川村と今回発見された新潟南東部は、會澤が住む新発田を直線移動なら経由する可能性もある場所です。ここ最近、鷺の姿をよく見かけます。白鳥もこの辺では特別珍しくありません。もしかしたら、會澤自宅近くを飛んで移動したのかもしれません。見てみたかったなぁ。
実は前回発見された場所は克明に報道されました。で、うちの父などがその代表例なのですが、見物しようとかなり多くの人が押しかけたそうです。もちろん朱鷺の邪魔をしようとしたわけではないと思いますが、専門家はその人に驚いて関川から移動したのではないかといわれています。なので、今回発見された場所を克明には報道していません。
新潟は本日かなり冷え込んで雪が降っています。関川方面は県内でも雪は多い地方です。一方今回朱鷺が移動したとされる新潟市南東部は、山沿いに行かなければさほど積もらないのですね。餌を探すには比較的条件はいいかもしれません。一方、ほ場整備が進んでいる地域でもあります。ほ場整備というのは、農作業にできるだけ手間をかけずに済むように水路などにU字溝などを埋め込んであります。朱鷺が好んで餌とするというドジョウは、冬期間泥の中に身を潜めます。U字溝が埋め込んであると、水路が泥で埋まることが少なく、メンテナンスがしやすい反面、ドジョウや、水生動物(昆虫など)が繁殖しにくい特性もあります。朱鷺が餌を見つけることができるのか。若干不安でもあります。
佐渡で放鳥された朱鷺は全部で10羽。佐渡市島内で確認されているのは8羽。今回発見された1羽と合わせてももう1羽が行方不明です。新潟市で発見されたときと飼育施設ではペアリングしていたということで、いっしょに行動しているのではという期待もありましたが、未だ発見に至っていません。この子も心配です。
朱鷺の飼育担当者は本土までの飛来は想定していなかったようです。野性はいかに逞しいことか。見習いたい部分が多々ありますね。冬をどう越すか、本土にいる1羽だけではペアリングはあり得ないわけで、今後予定されている放鳥の方法をどうするのか課題は多いと思いますが、ぜひとも無事を祈りつつ、定着してくれることを祈りたいと思います。心から。
Posted by kaizawa | TrackBacks