2008年10月06日 19:22
[FX]番外編 激動は止まず
ここまで大きく動くのは予想していませんでした。もちろん、懸念は抱いていましたが、フリーフォール状態ですね。円高がべらぼうな勢いで進行してしまいました。會澤はFXという投資を行っています。ここのところ、極少額で超短期の取引しかしていません。その取引も今月に入って一度もやってませんし、先月も少なかったですね。なのでこの急変で損もしていませんし利益も出していません。
アイスランドの話を前回少し書きましたが、あそこに比べればカワイイものですが、オセアニア通貨は高金利で知られます。豪ドル建ての投資信託や、NZドルの債権は人気がありました。これらに投資された資金は大丈夫でしょうか。私は豪ドルが好きで豪ドルでもっぱら取引してきました。07/7/20高値が107.69円/豪ドル。07/11/1高値は107.79円/豪ドル。08/7/21高値は104.43円/豪ドル。この辺が直近の山ですね。では谷(つまり円高)ということでいうと、07/8/17安値が86.00円/豪ドル。08/3/17安値88.13円/豪ドル。08/8/20安値88.14円/豪ドル。そして本日、18:53時点までの安値は76.52円/豪ドル。です。本日の初値が81.00円/豪ドル。ですから4.48円/豪ドル1日で円高に振れたことになります。シャレになりません。
ニュースなどで出てくるのは米ドルのことが多いですよね。米ドルは世界の基軸通貨と言われています。今回の通貨危機の発信源です。米ドルは各国通貨に対してドル高に振れています。円も他国通貨に対して円高。ドル高・円高のバランスの中でそう大きく動いていません(他国通貨に比べての話です)。ヨーロッパの通貨が強烈に動いています。欧州では緩い国家連合体の中でユーロという通貨が流通しています。この「緩い国家連合」の温度差がユーロ圏国家首脳の通貨認識の違いになって決定的な方策を打ち出すことができませんでした。
NIKKEI NET(日経ネット):特集 広がる米金融不安 から2008年10月6日に引用英独仏伊の欧州4カ国首脳による金融危機対応の緊急会合は4日夜(日本時間5日未明)、共同声明を採択し終了した。銀行への資金投入や預金保険拡充など今後の公的支出が膨らむ場合は、財政規律の維持を定めたユーロ圏の「安定・成長協定(財政協定)」の履行棚上げを示唆。欧州各国が青天井で危機を封じ込める構えを示した。ただ今回の異例の措置が各国の財政規律を緩ませ、統一通貨ユーロの信認に影響する可能性もある。
アイルランドに続き、ドイツ・デンマークなどが、規模は違いこそすれ、預金者の預金保全を打ち出しました。アイルランドが100%の預金保全を打ち出し、隣国イングランドが法制化が遅れていることで、イングランドからアイルランドへの預金流出が続いています。通貨不安が社会不安に発展し、銀行相互不信につながります。「あそこが危ない」などといわれれば取り付け騒ぎが起こり、破綻につながりかねません。世界経済はそういう段階に来てしまっているのかもしれません。
日本はかつて経験したことです。日銀も異例のドル供給に応じました。會澤が時々覗いている掲示板で、『米国経済なんかブッ潰れればいい。日本で困るのは金持ち連中で、貧乏人は関係ない』という書き込みがたくさん見られます。そういうのに油を注ぎたくないので反論は極小にとどめていますが、危険ですね。少なくとも私は、視野の狭さは危険だと思ってます。
国政では、選挙がいつあるとか、誰が出るということで持ちきりですが、ワールド・ワイドに見るとそんな小さなことを言っていられない状況が起きています。それでも選挙するというなら国際社会から“またか”とそっぽ向かれること必死です。日本ができることは限られているように思いますが、できることはやる。そういう方針で行ってほしいですね。
東証1万円割れ。今日の米国市場如何では一両日中に出てきてもおかしくないです。私は怖い。
Posted by kaizawa | TrackBacks
