2008年09月30日 11:18
Google Chrome ライクな実験的Macブラウザ
あくまでも実験的なブラウザという位置づけです。
1タブ1プロセスを実現したMac用ブラウザ「Stainless」登場 | パソコン | マイコミジャーナル から2008年9月30日に引用Mesa Dynamics社が、レンダリングコアにWebKitを採用したWebブラウザ「Stainless 0.1」を公開した。動作環境はMac OS X 10.5以降 (ユニバーサルバイナリ)、同社Webサイト経由で無償ダウンロードが可能。
Stainlessは、オープンソースのHTMLレンダリングエンジン「WebKit」をコアに採用した、実験的な位置付けのWebブラウザ。Mesa Dynamics社が開発するウィジェット実行環境「Amnesty Hypercube」のマルチプロセス技術を採用、Google Chromeの登場で注目された「タブごとに1つのプロセス」を実現している。
注目は、3つめの画像。全部クリックで拡大しますので、拡大してみて下さいな。
実際このスクリーンショットをとるときにも、わざと一つのタブで落ちるであろうバギーなウェブサイト(Hなサイトですので非表示...汗)を表示させようとしました。確かにタブが一つ落ちるだけで本体の「Stainless for OS X Leopard」は無事でしたね。
- (一枚目の画像).dmgファイルを表示したところ。かっこいいッス。
- (二枚目の画像)デフォルトでStainlessを開いたWelcom画面。
- (三枚目の画像)2つのタブで同時にYouTubeの動画を再生中です。プロセスモニタにも注目。
残念ながら、プロセス(一つのタブ)が落ちるところは撮影できませんでした。
Google Chromeは、現在のところMac版はリリースされていません。次世代のSafariでは、新しいJavaScriptエンジンが搭載される予定とか。SquirrelFish Extremeは、6月にリリースされたWebKitのJavaScriptエンジン「SquirrelFish」の改良版。同開発チームのブログ「Surfin' Safari」に18日付で投稿された記事によれば、WebKit 3.0 / Safari 3.0と比較して約11.8倍、従来のSquirrelFishと比較しても約2.1倍というスコアを実現するという (同チーム調べ)。
なんて話も聞こえてきて楽しみですな。
チョット横道それましたが、私、この1タブ1プロセスというアプローチには懐疑的です。確かに安定性が増す可能性があります。今回のStainlessというアプリケーションでも単にWebKit(Safariも採用しているブラウザレンダリングエンジン)を複数立ち上げているだけに過ぎず、それをStainless.appというラッパーが一つにまとめているという仕組みです。この方法だと、ユーザーがむやみにタブを立ち上げると無駄なパワーをタブ=プロセスに引っ張られて結果としてユーザーの利便性に支障が出るのではないかと思っています。
一つのオプションとして、「プロセス・タブを立ち上げる」というようなオプションを用意する。そして通常は、一つのWebKitによるレンダリングを行う。そういう方向があってもいいかなと思います。この機能が、おそらくマルチ化していくプロセッサ技術を柔軟に使う方法の一つだと思えば納得です。しかしそのためにはより柔軟にプロセッサへジョブを渡していく為のOSサイドの進化も必要。OSの表面ではいかにマルチプロセッサをシームレスに使うかというアプローチがなされているわけですが、プログラミングのコアの方では、プロセッサ(一つのコア)にそれに見合ったプロセスを割り当て、他のプロセッサ(コア)が他の仕事を受け持ち、調整し、結果ユーザーサイドでは利便性が上がる。というアプローチがあっても当然良いはず。もちろんそういうアプローチも用意しているのかもしれません。私知らないだけかも。
この手のアプローチが実験的に送られるのは歓迎します。そして不便なほど(ブックマーク管理機能など皆無です)シンプルなブラウザに実はチョット感動していたりします。このエンジンをQuickLookに組み込んで、URLをQuickLookしたら簡易的に立ち上がる。そんなことができればおもしろいなぁ。誰かやる?パテントいらないよ!
Posted by kaizawa | TrackBacks