2008年05月18日 00:11
「ぴあ」よ!おまえもか!!
そういえば、関東を離れて以来全く見ていなかった「ぴあ」の発売元がちょっとぐらついているようです。
ぴあ、希望退職約100人・経営再建策発表 ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS から2008年5月17日に引用2008年3月期に最終赤字になったぴあは15日、社員の3分の1にあたる約100人の希望退職などを柱とする中期再建計画を発表した。出版事業の不振に加えて、新システムの不具合によるチケット販売の抑制が響いた。
チケット販売云々に関してはコメントいたしません、私そっち方面知識ありませんから。それよりも気になるのが、「出版事業の不振」というフレーズ。最近、比較的大手に近い出版社の事業中止などが聞こえてくる。積ん読本もいっこうに減らない會澤としては、出版業界が不振に陥ってつまらないゴシップ本に書店の本棚占領されるのは非常に痛い。
確かに最近おもしろい本が少なくなった。それとともに本でしか読めないものというのもずいぶん減ってしまった。映画なんかもネ、公開から半年ぐらいすれば有料放送でやるし、1年ぐらいすれば民放でもやる。インターネットが普及して、ペーパーメディアにはない速報性が本を駆逐しているのかもしれない。イヤ、個人的にはちょっと違うものだと思っているんだけどなぁ。本は本。ディスプレイで見るドキュメントはまたそれ。簡単な方向に走りやすい(これ自分にも当てはまる:自戒もこめて)昨今、手応えのある本には見向きもされないようになって、結果書店から人波がひき、出版社が傾いてしまう。ウ〜ン、悲しいなぁ。
書店というのは実に不思議なシステムになっていて、置かれている本は返品が可能なんですよね。書店というのは出版社に書棚を貸して、売れたときにその本の代金を支払う。そんなイメージ?ちがうかな。まぁ、その返品率というのが4割を超えると言うことなんですね。おかしいですよね。書店に並んでいる本のうち、4割が売れないまま返品される。残りの6割だって翌週に返品されるかもしれないわけですよね。在庫って事もあるわけだから。雑誌は買い取り。っていうのもどっかで聴いたことがあるけど(真偽は定かにあらず)、安易な「売らんかな」の雑誌が多くなっているのも嘆かわしい。
別に「誰それ全集」が素晴らしいと言っているわけではないですよ。ペーパーメディアってサラッと読めたり、じっくり読めたりするバリエーションがあってこそおもしろいわけで、どっちが悪いなんて言うつもりはない。ただ、どっちもひとつ書店にあって欲しいのですよ。哲学もある。ムフフな本もある。そうあって欲しいのに、ちょっと偏ってきてませんか?って事ですね。某ジャスコに入っている本屋さんには、あまり本がありません。雑誌が中心。あと文庫。時間つぶしには良いけど、掘り出し物の新人を捜すなんて芸当はできません。たぶん客単価も下がっているんじゃないかなぁ。
「ピア」っていうと、デートの計画立てるときに利用してましたね。あの似てるような似てないような似顔絵が思い出されます。どんな映画が良いか、話題のグルメは?...そういえば、ライバル雑誌増えてますね。ぴあじゃなくても良くなった。一時期、ぴあこそ唯我独尊的な雰囲気になりましたけど、今は昔ですか。事業を整理する。簡単に言いますが、難しい。事業を継続するために一分野に絞り込もうという戦略ですが、失敗すれば事業の存続そのものが成り立たなくなりますもんね。確か、理事の多くも退任したはず。今後あまり明るいニュースが聞こえてこないのが残念です。フェードアウトしてしまうんでしょうか。
出版業界はフェードアウトして欲しくないと願っている會澤でした。
Posted by kaizawa | TrackBacks