2008年04月27日 20:31
「休みたいなら辞めろ」
ネット上にたくさん話がのっていますので、ここで詳しくは述べません。日本電産・永守重信社長の発言ですね。
社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない。休みたいならば辞めればよい。
會澤が感じたことを書き殴ってみたい。ちなみに會澤は日本電産のことをあまり多く知らない、成長しているらしいが...
若い頃、いろんなことが積み重なり体も心もボロボロになって新潟に逃げ帰ってきました。そのときに会社に対して感じたことが一つあります。「会社は(個人を)最終的には守ってくれない」そんなこと当たり前だといわれそうですね。でもそれは今でもそう感じています。今勤めている会社の社長から同じような発言を聞いたことはありませんが、もしそういわれたとしても、驚きませんね。企業の長たるものそう思っていておかしくないと思います。ただ、私はそれに完璧に従うつもりはありません。
誤解を恐れずにいわせてもらえば、体がダメになるほど働こうとは思いませんし、それを強要されたらその会社を辞めざるを得ないなぁと思います。今回体がおかしくなったとき、仕事はかなり滞留したようですし、残っていたメンバーに相当負担をかけました。それは大変申し訳なかったなぁと思いましたが、同時に、「やはり少し無理をしていたなぁ」という自戒の念にもおそわれました。与えられた仕事の職責というのは厳然としてあるわけですから、それは全うすべき。しかし、そこには限界もあったり、体調の問題もあったりする。そこのところを判断するのはやはり自分自身。企業が判断するものではないと思います。
自分自身で判断するというのは、弱さが入り込む余地が生じます。それを許しては成功につながらない。だから多少無理してでも仕事をすべき。そういう意見も聞こえてきそうです。そこには特に意見を言うつもりはありません。會澤は弱い。ゆるがない強い気持ちを持ち続けられる人を尊敬こそすれ、意見するなんてことはしません。「おまえはもっとできるはずだ」以前の会社でそう叱責され続けた結果、そのプレッシャーに負けて血を吐いたのは私自身でした。そこから逃げたのも私自身ですから、細かくはまだここにも書く気になれませんので詳細はパスします。
仕事は仕事でしかない。全力で仕事をしますが、それで自分の生活が脅かされるようなら自分の方を選択します。
企業のトップがこういう発言をする。それで鼓舞される社員もいらっしゃるでしょう。今風の社長ではないなぁと思いますが、企業を常に成長させることが自身の責務と感じていらっしゃるのだろうとは感じますね。社長の人となりを知っているわけではありませんので、この発言だけを捕まえて批判するのはいかがなものかと感じています。ただ、こういう発言をなさるのであれば、社員の健康管理をきちんと見ておいていただきたい。社員一人一人にどの程度の負荷がかかり、どの程度疲労がたまっているのか。精神的に追い詰められていないか。十分仕事にやりがいをもって前向きに仕事が出来る環境にあるか。そういったことにも(当然)目を配っていただきたい。
社員を歯車の一つと考え、「油(給料)をくれてやっているんだから動くのが当然だ。」もし、そういう考え方が根底にあるのならば、社員は離れていくと思います。問題なのは、現在社会的に雇用状態が芳しくないこと。この会社を辞めたら、他にはない。そんな考えでいたしかたなく残っている社員が多くを占めるのだとしたら、それは不幸です。
「家族のためにも仕事を頑張る」「会社がなくなってしまったら結果として家族を路頭に迷わすことになる」etc...いっていることを理解できますが、納得は出来ません。たぶん會澤には出来ないですね。
仕事に対する考え方は、おそらく千差万別。他人に強要できることではないと感じています。いい加減に仕事をして、良い給料をもらっている人もいらっしゃるかもしれません。死にものぐるいで働いて、生活保護世帯よりも低い手取り。現実にそういう方もいらっしゃいます。自分の今置かれている状況を考えるヒントを与えてくれたのではないかと思います。事実こういうエントリを書きながら考えましたからね。社会のこれからを考えるヒントにもなっている気がしますね。會澤はまだそこまで考えが巡りませんけど。転職先として日本電産という会社を選択することは...今は考えられません。
Posted by kaizawa | TrackBacks