2008年04月23日 19:41
上海総合株価指数、一時最高値の半値以下に
オリンピックを控え、空前の景気高揚に湧いていた中国で、株価の失速が止まらない。元もと無理な投資をしている国民が多く参入していたとも伝えられる中国の株式市場なので、一定のレベルまで落ちていくだろうなぁと思ってはいた。しかし、上がり方も急速だったが、落ち方もなかなかすごい。昨年10月に最高値6,124ポイントをつけた後、ジリジリ値を下げ、昨日一時3,000ポイントを割り込んだ。
中国の株価は完全にバブル状態。ある程度の下落はしかたないところだと思うが、問題はどこで踏み止まることが出来るかということ。景気も良いが、インフレもかなり進んでいただけに中国政府の引き締め策はなかなかきつかった。銀行が積み立てる預金準備率(預金総額の何%かを中央銀行に預け入れる制度)を昨年だけでも10回程度引き上げている。預金準備率の引き上げは、市場への過剰な資金流出を防ぐ意味合いがあるが、そういった対策をまるで無視するかのように株価は上がり続けていた。
変化が訪れたのはやはり世界経済の失速。米国のサブプライムに端を発した金融市場の混乱は中国にも波及した形。以前、借金して株に投資していた中国人男性のインタビューを聞いたことがある。「投資金額が大きいほどリターンも大きくなる。今後間違いなく上昇するのだから借金しても大丈夫だ。」...かの男性大丈夫だろうか。
勝手な造語だが、「中国がくしゃみをすると世界が風邪をひき、米国が風邪をひくと世界が震える」中国は既に世界経済の中で欠くことの出来ない存在になっている。日本の中にも、中国の好調な市場に目をつけたファンドがいくつも存在する。事実會澤も所有していた。別に先見の明があったと自慢したいわけではないが、昨年7月にすべて解約した。中国経済がバブル状態だという認識で何かのきっかけで破綻すると思ったから。ただ、10月まで延々と上がり続けた中国市場の動向を見つつ、“チト早まったか?”と思っていたのも実は事実。
中国をお得意様にしている豪州にもインフレの波が押し寄せている。豪州も日本人の投資が流れ込んでいる。豪州は今後金利を更に上げていく可能性も指摘されているが、では、中国が失速した時、豪州の景況感はどうなるのか。高すぎる金利がネックになってしまうとこれまた市場が混乱するのではないだろうか。今からそんなこと心配してもしかたないといわれるかもしれないが、少しづつ世界経済の関連を勉強しながら投資し続けているので、生意気ながら心配なのですね。
中国というのは完全に自由化されていない市場。外国人の投資を呼び込みつつ、国が関与してくる。外国人の投資対象として魅力もある反面きわめてリスクも高いと會澤は思っている。ここでいうリスクは、他の自由化されている国のそれとは一線を画す。仮に中国政府が投資資金の償還に制限をつけたら世界経済は大パニックになってしまう。もちろん中国政府がそんな決断をする場合は既に世界経済が破綻している場合だろうと思うけど、中国の場合そんな可能性もなくはないわけですね。
リスクはリスクとして、どの程度自分自身が許容できるか。それをきちんと認識して投資していかないとですね。中国市場の動向は大注目です。
Posted by kaizawa | TrackBacks