2008年02月17日 15:39

FXの長期運用とレバレッジ

FX(外国為替証拠金取引)はこのブログに似合わないとして別ブログに移しましたが、何というか、見栄えを自分でコントロールできないもどかしさや、Webアプリケーションのもどかしさは自分に合わないので更新を止めてしまいました。削除してしまおうと思ったのですが、もう少し残しておきます。以後はこっちで時々書きます。

さて、タイトルですがここのところの為替相場の変動の大きさからいわゆる短期投資の勢力が優勢となり、変動幅をさらに拡大しているのが現状です。いろいろ考え方はあると思いますし、おそらくFXの醍醐味は短期バリの考え方だと思ってます。しかし、もう一つ金利差益という面を考えたとき有力な長期投資の対象だと思います。

外国との金利差に着目した金融商品としては、当然外貨預金が考えられます。ただ外貨預金は手数料の高さがなんと言ってもネックになります。FXを手数料のバカ安な外貨預金だと考えて投資するというのもありだよと言うのが昨年春ぐらいまでのFX入門書の論調でした。昨春までというのは外国為替の相場が比較的安定しており、円安の流れが一定していたという所です。

不安定になってくると当然のように円売り・外貨買いでも放っておいたら含み損がふくらみます。おまけに、こういった状況下で米国の金利は大きく下落しました。昨春あたりは1万ドルあたり150円/日程度の金利が付きました。レバレッジという株などで言うと信用取引に該当するような取引がFXでは普通です。レバレッジを低くしておくことが長期投資では必要という話が良く聞きますが、投資効率は高レバレッジのほうがいいです。

そもそも、金利が安い円と高金利国の金利差を利用したスワップ金利を狙う取引では時間が必要になってきます。具体例を挙げてみます。

レバレッジとスワップ(5万豪ドルの場合)
レバレッジ 初期投資金額 1年後 2年後 3年後 5年後
2倍 2,000,000円 2,273,750円 2,547,500円 2,821,250円 3,368,750円
5倍 800,000円 1,073,750円 1,347,500円 1,621,250円 2,168,750円
10倍 400,000円 673.750円 947,500円 1,221,250円 1,768,750円
20倍 200,000円 473,750円 747,500円 1,021,250円 1,568,750円

前提条件は、50,000豪ドル。スワップ金利150円/日です。現実問題スワップ金利は日々変動します。2/17現在(取引業者によりますが)166円/日ですね。少し前130円台だったこともあります。平均的に150円であったと仮定した場合ですので、あくまでも参考程度にみて下さい。

もう一つ、5年後の金額をみてこれはすごいと思われるかもしれませんが、問題は次。

レバレッジとマージンコール(5万豪ドルの場合)
レバレッジ マージンコール 1年後 2年後 3年後 5年後
2倍 59.57円 54.10円 48.62円 43.15円 32.20円
5倍 82.61円 77.14円 71.66円 66.19円 55.24円
10倍 90.29円 84.82円 79.34円 73.87円 62.92円
20倍 94.13円 88.66円 83.18円 77.71円 66.76円

今度の表は、このレベルまで来ると強制決済がかかりますよという金額を示したモノです。強制決済というのは投資者の初期投資金額が一定のレベル以下にならないようにするための安全弁です。噂でしか聞いたことがありませんが、昔の現物相場では際限なく価格が下がったときにこの辺の安全弁がなかったために、追証が必要になり、大変なことになったそうです。今でも時々聞きます。

前提条件は2/17の終値、97.97円/豪ドルで購入し、1つめの表のようにスワップが積み重なって原資が増大しているというのが前提です。豪ドルは約5年前、70円そこそこでした。仮に5年後、そのレベルまで円高・豪ドル安が進んだとすると、一応2倍〜20倍いずれも強制決済にかからずセーフです。ただし、そこで決済してしまうとスワップで積み重なった原資のプラスと為替差損のマイナスが相殺して大きなマイナスになることが考えられます。ただ、強制決済にはかからないと言うことですね。

では、仮に3年後に70円/豪ドルになったらどうでしょう。レバレッジ2倍以外はすべて強制決済されてしまいます。5倍の場合、初期投資金額が800,000円ですが、強制決済(マージンコール)は30%で32,000円です。30万ではありませんよ。強制決済によって80万が3万2千円になるのです。為替差損の大きさが伺われます。

今回のサブプライムによって豪ドルは83円台まで豪ドル安が進みました。それ以前のピークは107円までいっていたことを考えると、強烈な下げ幅であったことが伺われます。


今回の大きな下げの局面は一時的な物だという意見と、これより始まる世界的な景気減速傾向のはじまりだという人と意見は専門家の中でも分かれます。會澤は今一度大きな減速が起こりえるのではないかと懸念しています。

FXで長期投資しようとした場合、とこで入り始めるかというのが大きいです。例えば、豪ドルを70円台で購入していたとしたら、現在の97円台というのは実に27円もの差益です。1万ドルあたり27万円です。今回の変動も「調整だ」とのんびり構えていられます。リスクの大きさと、メリットの大きさは比例します。どの程度リスクを取れるか、それが問題ですね。會澤は長期投資の口座と短期取引を分けています。長期投資の口座は現時点ではまだ含み損を抱えていますが、レバレッジを低めにしているので、今回のサブプライムでも耐えることができました。豪ドルを例に挙げたのは、會澤が昨年からメインに取引している通貨だからですね。豪州には高金利ということで、投資だけでなく、投機的なリスクマネーも多くはいっており、変動幅が大きくなります。それだけに、短期ではうまく乗れれば利益を出すことができ、資源国という背景を考えると比較的展望は明るいと言うことが長期にも向く(環境問題の大難問があるんですけどね)と思ってます。


最後にお約束(私は業者ではありませんが、一応書いておきます)。

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Posted by kaizawa | TrackBacks