2007年05月28日 23:22

あえて「死屍に鞭打つ」

松岡農水相が自殺した。

死屍に鞭打つ(ししにむちうつ)

死体を鞭で打つということから転じて、死んだ人の生前の言行を非難すること。

慣用句辞典 しさ〜しち から2007年5月28日に引用

日本では(儒教的な考えを持つ国では)この手の話はタブー視される傾向にある。しかし、同じ死でも、自殺というのはいかん。責任という部分では一切を闇に葬ることになり、何ら責任をとることに値しない。何故死を選ぶのか、それ以外の道がなかったなどというのは偽り。いくつもの選択肢はあったはず。馬鹿者が後ろ指を指そうとも、それでも黙りを決め込むのも一つ。すべてを吐露して、周り一切を道連れに野に下るのも一つの道。道はいくつもある。死は決してほめられた選択肢ではない。

まして、氏には母親が存命と聞く。古より、先に行くに勝る親不孝は無しという。年老いた母になんと言い訳をするつもりか。生き続けたいと願っても叶えられぬ命もある。自ら命を絶つ行為にほめられたものなどないと思う。かつて會澤も死を考えた。會澤は死を選ぶほどの勇気がなかっただけなので、何をや言わんや。ではある。


もう一つ、松岡農水相の死に際して、石原都知事が「松岡氏もサムライであった」との発言をしているのを見た。なんという発言か。死をもって償う。などというのを本気で信じているのか、かつて国を挙げて若者を敵に向けて突撃させるという愚を犯した国は、なおその息吹を残しているのか。石原都知事は、先の選挙でかなりの大差で当選した。右よりというより右向け右的な思想を公然と表明している石原氏以外に選択肢がなかった。これもまた悲しい現実だったのかもしれぬ。

なんにしても、死ぬことですべての罪を免ずるなどとは思わぬ方がいい。少なくとも「サムライ」ではないと思う。


松岡氏の死に関しては、冥福を祈りたい。くりかえすが、選択肢はきっとあったはず。死の行動を見て、我も!などとはくれぐれも思わぬように願いたい。<ALL

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by Magician@宇都宮(2007-05-28T21:55:09-05:00)

石原発言はちょっと外れ過ぎな感が否めませんが、

松岡農水相の自殺は残念というか、卑怯だなぁと。

命より重いものは無いなんて言いますが、

国民にとっても今の政界にとっても、

彼の命より真摯に説明責任を果たす事の方が

よっぽど重かったように思います。

by t0mori(2007-05-29T06:56:50-05:00)

エントリの主旨には賛同ですが、事実関係は多分ちょっと違うでしょうね。

自殺ではなく、実質的には他殺なんじゃないですかね。

by KHOO(2007-05-29T12:02:25-05:00)

私も趣旨には賛同ですが、選択肢云々という部分は難しいなあと思います。


本人は選択肢が無いと思うから自殺しちゃうんでしょうから。こういうニュースに接するたびに、周りにそういうことを言ってくれる人がいなかったのかなあと思います。いてもダメな場合もありますけど、生死を分けるのは、本当に紙一重のことだと思います。

by 會澤(2007-05-29T21:56:50-05:00)

コメントありがとうございます。


残された人間は悲しい。理由などはいろいろあるんだろうけど...

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Posted by kaizawa | TrackBacks