2007年03月16日 21:59
いち早く伝えるものは何?
「堀江被告、2年6ヶ月の実刑です!」
だから? あの光景不自然に思いませんか? テレビのニュースで裁判所からマイクの前に駆け込んでくるあの場面。何故あんなに割れ先と急ぐのでしょう。被告人の刑期がどうであるか以上に、裁判官が裁判の争点をどう判断したのかというところが本来一番伝えねばならないポイントだと思うのです。裁判所の判決文は(一部例外がありますが)、「主文、被告人は有罪(無罪)。刑期は○年。なぜならば...」と続きます。走って出てくる記者さん達は「なぜならば...」の部分は聞かずに走り出てくるわけです。でも、裁判ってのはその後が重要。何故、あれほど急ぐのか。テレビのチャンネル争いだと思っているのでしょうか。いち早く伝えれば視聴率が上がる。そう思っているのかなぁ。そんなにチャンネル変えませんよ。ニュースの間はちゃんとニュースを聞くためにほとんどチャンネルを変えません。我が家だけかな。會澤には急ぐ理由が見つかりません。この点妻とも意見の一致を見ました。あそこまで急ぐ必要はない。
北陸電力による臨界事故隠し。こちらは何故しっかりと報告しなかったのでしょう。これはいち早く伝えるべき事柄。原子力というのは資源を持たない日本にとって非常に重要なエネルギー源。高エネルギー廃棄物の最終処分場が決まっていないなど、原子力行政は先走りすぎている感は否めない。とはいえ、會澤は『原子力発電は必要悪』と思っている。現在の日本にとってなくすことができるならなくすべきだと思うが、現実問題なくすことはできないと思っている。
とはいうものの、地元の人間が全て快く原子力発電所を迎えているかというと必ずしもそうではない。原子力発電所を誘致すると、自治体には多くのお金が落ちる仕組みになっている。そのお金で作られる箱物。その製造に携わって流れるお金。だから目をつぶる人もいる。原子力に関して「危険だから」反対する人も多い。そういった人たちにちゃんと説明しているか。何故安全だと宣言できるのか、きちんと関係者は説明する必要がある。
にもかかわらず、企業のエゴを優先して説明することを放棄してしまっては、反対する人に格好の口実を与えることに何故気がつかないのだろう。事故が起きたこと。その経緯。その対応策。そういったものはきちんと包み隠さず報告し、説明しなければ協力は絶対に得られない。いち早く伝えるべき事象。8年前だろうが何年前だろうが、きちんと説明できなければ原子力は永久に市民権を得られない。
會澤は全面的に原子力を肯定するつもりはない。現状の原子力行政には不満も多く、発電所の対応にも不備が目立つ。太陽光・風力といった次世代のエネルギーに置き換え可能ならば一日も早く原子炉の稼働を止めるべきだと思う。しかし、現実にはまだ無理。現実問題として原子力に頼らざるを得ない。そう思う。一部の反対派は何が何でも反対というが、代換えエネルギーの議論なしに原子力発電所の稼働を止めれば待っているのはパニックだ。原子力の安全性も100%なんてあり得ない。それを認識していかにして100%に近づけることができるか。本来原子力行政はそうあるべき。そうなってないけど。
どちらも注目したい。
Posted by kaizawa | TrackBacks