2006年08月23日 22:02

一転、冥王星は惑星に非ず!?

まだ決定事項ではありませんので、あくまでも速報+會澤の考えていることを書き殴りますね。


自分の書いたエントリを引用するのもなんですが…

別に天文学を専攻していなくとも、日本の教育の中で「太陽系」とか「惑星」というのを習っていると思います。「水金地火木土天海冥」という憶え方でその順序を記憶した人もいると思います。ところが、もしかするとこの呼び名から「冥」が消えてしまう。もしくは新たに3つの名称が追加される可能性が出てきました。

(^^)v3: 惑星とは何か? から2006年8月23日に引用

先のエントリを書いたときには、惑星が9つ→12つという案が優勢だったようです。ところが、このエントリにコメントを頂きましたあつしさんの今回のがそのまま定義になると惑星が増えすぎてなにがなんだか・・・惑星という名の安売りになりそうで僕は嫌ですね。という意見。これが多かったようです。9つ→8つの案に傾きつつあるのだそうです。バタバタですな。

まず一つ懸念材料。なんにでも“米国正義”を押しつけがる米国では冥王星というのはかなりポピュラーな存在だそうです。何故か。冥王星を発見したを発見したのが自国の天文学者“グライド・W・トンボー”という学者だからなんですね。他の惑星は米国の学者が発見したものではありません。

さて、そうなると米国の学会がゴリ押しするんじゃないか。そんな気がするんですねぇ。懸念であって欲しいなぁ。


さて、先のエントリでも書きましたが、この話題重要なのはあくまでも「惑星の定義」の議論であって惑星が(物理的に)増えたり減ったりするということではないのだと言うことです。

惑星でもなんでも、星たちは人が生まれる遙か以前からそこにあったのですね。それをやれ「これは惑星である」「これは衛星である」と定義付けしたのは人間です。今回はその定義の議論だよと言うことです。それは学問上の区分けの話であって星そのものの議論ではありません。


人間にとって大変身近な天体である「月(moon)」には、非常に不思議な点が多くあります。これまたコメントを頂いたyamatatzさんのエントリ13,000キロの景色におもふのだにもあるように、大きさの面で「衛星」としては際だって大きいのですね。これほど大きな衛星は他の惑星のそれの中に存在しません。

加えて、月は地球に対して常に同じ面を向けていると言うことや、月表面の地層の厚さが地球に向いている面と相対している面で異なるという不思議などがあります。そもそも成り立ちがいかなるものなのか、地球と同時期にできたものなのか後からできたものなのか、はたまた彗星のような形状だった月が近くを通ったときに地球に捕捉されたのか。そういったことがまったく判明していなかったりするんです。

月ですらそうですから、遙か彼方の冥王星のことなど推して知るべしですね。


星は今も昔もそこにいます。人がどうのこうのいうのは勝手ですがそれに振り廻されて欲しくないですね。都会では星が見えなくなったという話を聞きます。いや、會澤のふるさと新潟でだって本当に星が見えなくなった。明るすぎるんですね。惑星だ衛星だという話をたたき込むのが教育だとしたらきっと間違っています。會澤の子供の頃見た天の川は星の集まりなんだろうなと思いはしましたが、信じられないほど美しく疑問に満ちていました。星々は明るく大きく見えるもの小さく判別すら難しいようなものがあり、実は小さい星の中にはいつも仰ぎ見る太陽よりも数倍数百倍大きい星だったりするのだという話を聞き、「何故?」で頭の中がいっぱいになった覚えがあります。疑問が興味に代わり、似非天文学マニアになり数十年。星の成り立ちから相対論に興味を持ち。まるで哲学や宗教のような世界観に驚いたこともありました。そういう疑問を投げかけるのが教育だろうと思います。

学者が定義を定めるのは別に悪いことではありません。それを日本の教育がどのように教えていくのか。言葉面だけをなぞるような教育はコピーであってクリエイティブなものではありませんよね。どうか子供たちの頭の中に「?」をいっぱい作り、その「?」をどのように解決していけばいいのか。どのように考えていけばいいのかの道筋を作っていただきたい。そしてそれは教育なんぞに携わってはいないけど、子供たちと話をする機会のある僕らも考えていかねばらならないことなんだろうとつとに思う。

このエントリに頂いたコメント。この表示は随時更新されます。

by Magician(2006-08-25T10:41:36-05:00)

何だか学者の為の学問に成り下がってしまっているようでイヤですよね。

どうやら冥王星が無くなる方向でまとまったようですが、

幼少期に「すいきんちかもくどってんかいめい〜」と

口ずさんでいた自分にとっては堪え難い違和感が…。

恐竜図鑑の絵柄が変わってしまった時に勝る衝撃です。


とは言うものの、数百年スパンで海冥になったり冥海になったり、

どっちにせよ子供にとっては冥王星ってよく分からない

星だった気がします…。

by 會澤(2006-08-25T11:55:32-05:00)

冥王星の軌道が海王星の内側に入っていたのは1999年まで(最近では)だったように記憶しています。楕円軌道であり、また他の惑星立ちと比べて軌道面がずれていることを知ったのは「水金地火木...」と記憶した時期よりもずっと最近のことですな。


ところで恐竜の皮膚の色って実ははっきりわかっていないらしいですよ。ピンクの恐竜とかいたら素敵だと思いませんか。

コメントを書き込むためには、下の「Comments」リンクをご利用下さい。
このエントリに頂いたコメント。この表示は随時更新されます。

by Magician(2006-08-25T10:41:36-05:00)

何だか学者の為の学問に成り下がってしまっているようでイヤですよね。

どうやら冥王星が無くなる方向でまとまったようですが、

幼少期に「すいきんちかもくどってんかいめい〜」と

口ずさんでいた自分にとっては堪え難い違和感が…。

恐竜図鑑の絵柄が変わってしまった時に勝る衝撃です。


とは言うものの、数百年スパンで海冥になったり冥海になったり、

どっちにせよ子供にとっては冥王星ってよく分からない

星だった気がします…。

by 會澤(2006-08-25T11:55:32-05:00)

冥王星の軌道が海王星の内側に入っていたのは1999年まで(最近では)だったように記憶しています。楕円軌道であり、また他の惑星立ちと比べて軌道面がずれていることを知ったのは「水金地火木...」と記憶した時期よりもずっと最近のことですな。


ところで恐竜の皮膚の色って実ははっきりわかっていないらしいですよ。ピンクの恐竜とかいたら素敵だと思いませんか。

コメントを書き込むためには、下の「Comments」リンクをご利用下さい。

Posted by kaizawa | TrackBacks