2006年07月22日 23:19

得体の知れぬ恐怖

どんなシチュレーションなのかわからない。どんなことがあったのかサッパリわからない。ただ、自分はまもなく死ぬんだなぁと言うことだけはわかっている。

死ぬってどんなことなんだろう。今まで生きてきたこと、今まで考えてきたことは完全にチャラになってしまうことなんだろうか。

今の今まで自分のことは自分が考えてきた。周りのことも自分の目を通し、自分の感じるフィルターを通して考えてきた。見てきた。しかし、死ぬと言うことはそもそもその「自分」というモノがなくなってしまうと言うことだと聞いている。では、自分が今まで見てきた世界はどうなるのだ。私には妻もいる。妻はまだ元気だ。妻はこれから私がいなくなってどうするのだろう。幸せになって欲しいと思う反面、自分の存在はせめて妻の中では生き続けて欲しいなどと思ったりもしている。すでに「自分」はいなくなっているにもかかわらずである。なんとワガママな。

死ぬということはどんなことなのだろう。今こうして死を目前に考えている。しかし、考えている「自分」は死するのだ。様々な宗教家達は死する後、神がその御霊をなぐさめてくれるのだという。しかし、生きている「自分」の考えはどこに行くのか。死するを良しとし。死するもまた定と達観するほど自分は卓越していない。しかし、卓越していないにせよ、解脱していないにせよ、「自分」という存在は今までここにあったのだ。その自分という存在が死するとどうなるのだろう。人が人として存在しなくなるとき、人は何を思い、何を感じるのだろう。その時、會澤は恐怖した。何にたいしてなのかはわからぬ。わからぬがふと目が醒めるほどの恐怖が襲ったのだ。

何故人は死するのか。人は子孫を残すことに命をかける。その命には「自分」が死する折、その全てを引き継いでもらいたいと思うのかもしれぬ。全てを引き継ぐことなどおそらくできないにもかかわらずである。

人が人として生きる上で、SEXに貪欲なのはそんな恐怖からなのかもしれぬと、ふと思った。死する後別の世界が待っているなど會澤は信じない。信じないが、自らの意志が・経験が・思いがどのように伝わっていくのかについては非常に興味を感じる。そして、不安が頭をよぎる。不安は消えず、自らが年をとっているという現実だけがここに残るのだ。恐怖はそこにあるのだろう。そしてそれはどこにあるのだろう。

「人は死するまでに何をするか!」などというキャンペーンがあるが、死した後その意志は受け継がれるのか。誰に受け継がれるのか、人が人として生きていくという意味は少なくとも今の會澤にはわかりかねる。意味などないのかもしれぬ。人はアメーバのように生きて死んでいくモノなのだと言うことなのかもしれぬ。しかし目覚めたときの言いしれぬ恐怖心は結局會澤の未熟さを指し示しているのかもしれぬと思う。思うが、それが今の現実。今の會澤であると思う。それ以上でもそれ以下でもない。


そんな夢を見た。目覚めはよくなかった。

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by mojo(2006-07-23T01:37:44-05:00)

入院中、何かが分かりかけ、とても気が楽になったような気がしたのですが、どうも錯覚だったようで…。


でもまあ、會澤さんが見た夢のカケラみたいなものは、いつでも頭の隅に鎮座するようにはなりました。あんな手術をしたのに1mmぐらいしか進めませんでした。

by 會澤(2006-07-23T02:35:14-05:00)

生への執着を断ち切るのが解脱への第一歩といわれますが、その執着の中に今の自分がいます。どっぷりと浸かってます。


mojoさんの手術・入院で感じたことはブログ中にも散在されていましたよね。ずっとさかのぼって読ませてもらいました。1mmでも先に行っているmojoさんが羨ましかったり...

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by mojo(2006-07-23T01:37:44-05:00)

入院中、何かが分かりかけ、とても気が楽になったような気がしたのですが、どうも錯覚だったようで…。


でもまあ、會澤さんが見た夢のカケラみたいなものは、いつでも頭の隅に鎮座するようにはなりました。あんな手術をしたのに1mmぐらいしか進めませんでした。

by 會澤(2006-07-23T02:35:14-05:00)

生への執着を断ち切るのが解脱への第一歩といわれますが、その執着の中に今の自分がいます。どっぷりと浸かってます。


mojoさんの手術・入院で感じたことはブログ中にも散在されていましたよね。ずっとさかのぼって読ませてもらいました。1mmでも先に行っているmojoさんが羨ましかったり...

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Posted by kaizawa | TrackBacks