投稿日時:2004-11-05 13:52:40

木星に映る衛星の影

會澤が愛するサイトの一つの新規更新を紹介。
HubbleSite - Hubble Spots Rare Triple Eclipse on Jupiter - 11/4/2004
Hubbleって何? 地上では大気の影響を受けてどうしても揺らぎ・ゆがみを生じてしまう光学望遠鏡を宇宙に打ち上げてしまえ!そうすれば大気の影響を受けないですむじゃん。っていうなんともスケールのでっかい話。この辺の話の大きさはさすがに米国。他の国ではこういう発想出てこないんじゃないかな?出てきても(日本なんかじゃ特に)つぶされそうだよね。
木星に映る影
木星には数多くの衛星(地球で言うところの月に当たる存在)があります。そのうち、さすが木星!でっかい衛星が3つほど有名です。「イオ」「ガニメデ」「カリスト」その3つが木星の大気に影を落としています。木星の大気は、地球のように澄んでいません。木星の地表を光学望遠鏡で見ることはおそらく不可能です。もっとも、木星は地球のような岩石の地表を持たない(持つかもしれないけどイメージは違う)ガス惑星ですので、地表を見渡すというのはあんまり意味を持たないかもしれません。

それはそうとして、これほど鮮明な画像はHubbleのHubbleたる所以ですな。地球の地表上に設置した大口径のレンズを通して得られる画像はここまでの解像度は得られないと思われます。大きな観測天文台がへんぴな山の上に設置されるのは、明るくなりすぎた地表の灯りから離れるという意味とともに、高所ほど大気が薄くなるという単純な理屈(ホントはもっと他の影響もあったりするので高いところが選ばれる)。
先にも書いたけど、Hubbleは大気の影響を受けない。そのかわり、映像を地表の観測者へ送信するために、有線というわけにはいかない。何せ宇宙に浮いているんだから(これまた正確には地球の周りを周回している:人工衛星にでっかい望遠鏡をつけたと思えばいい。乱暴な説明)!で、Hubbleは後数年で使用できなくなる可能性があるそうだ。メンテナンス費用の捻出ができないためらしい。なんとも残念。日本は不況にあえいでいるとはいうものの、あるところにはあるらしい(私の所にはない!:断言)から、あまっている金をなんとかHubble宇宙望遠鏡に注いでいただきたいところ。球団買うことができなかった某インターネット企業さん。投資してみませんか?宇宙っていうロマンに!! 無理だな。