2004-05-23 23:06:00
宇宙空間に高温ガス
宇宙って奴は無茶をしてくれる。通常宇宙空間っていうのは非常に冷たい空間になっている。にもかかわらず。である。
X線観測衛星CHANDRA by NASAより。銀河同士(銀河ですよ!恒星系ではないのです)がすれ違う際に、双方が持っていたガスを引き合うかたちで両者の間に尾を引くかたちで残った(おそらく移動中)もの。おまけにこのガスの温度が数百万度に及ぶというのだから驚きですね。このガス雲の中にはひょっとしたら恒星系が含まれるかもしれません。その恒星系に生命が存在したとしても絶滅の危機に陥るのは必須。突然(といっても数世紀に渡るのでしょうが...)恒星系内の宇宙空間に数百万度に及ぶガスが漂流してきたとしたらどうするでしょう?
太陽系だとしたら、我々に何ができるんでしょうね。きっと何もできない。数世紀をかけ、恒星系を脱出する計画を立てるでしょうか?脱出したところでガス雲は数万光年にも及ぶと思われる。絶望的ですね。
温度が高いってことはどういうことでしょう。非常に密度の高いガスであるということを意味しますね。冷たい水の中に熱湯を注いだ場合、両者が混じり合ってぬるま湯になりますよね。宇宙空間っていうのは非常に冷たい。そこに熱いガスが注がれると、エントロピーの法則でしたっけ? 均一になろうとする。それも運動が小さい方向に。つまり冷たくなる方向に向かって進もうとする。
にもかかわらず、熱いガス雲が生じているというのはすごい。ガス雲の中に熱を生成する反応が起きている可能性がないわけではないと思うけど、そうでないとしたらそのガス雲は想像を絶するエネルギーのカタマリになる。絶句。
宇宙全体が持つ質量の試算がある(それ自体すごい試算だね)。計算してみると、目に見える物質の総量は試算の数%にしかならないのだそうだ。今回発見されたようなガスなどがその試算の中に組み込まれることによっていったい何%にまで増えるのだろう。
詳しく調べていないけど、試算の値は空間が広がり続けるのか、いつか広がるのをやめ、収縮に転じるのかのちょうど境目の量なのだそうだ。ビッグバンによって始まったとされるこの宇宙が、再び収縮に転じ、ビッククランチをおこすとしたらそれはどんなモノになるんだろう。無論人などと小さな存在はチリ以下の存在になるのだろうねぇ。
にもかかわらず争い続けているのは...
Posted by kaizawa | TrackBacks