解せないことタミフルやMRSA
タミフル耐性は、タミフルの濫用が原因ではなく、natural
resistance(タミフル耐性を自然に身に付けたウィルス)である。...
natural
resistanceを持つウィルスを選択する圧力はタミフルの多用と考えるのが当然であって、結局、タミフルを沢山使えば使うほどnatural
resistanceを流行させる結果になる。...
CA-MRSAであるが、community-aquired
MRSAであるが、市中にもMRSAが見られるようになった。
Medical
Tribune誌の中外製薬提供(タミフル発売元)の広告企画座談会で、タミフル耐性だと言っても使用を躊躇する必要はないと言い切っていた。しかし、そうだろうか?この手の座談会は所詮、広告宣伝の域を出ないだろうからトヤカク言う必要はないのかもしれない。が、医師としてのconflict
of
interestの問題かもしれない。この座談会は去年の9月で、専門家?がどう考えていたかを知る上では興味深い。
いたずらにタミフル耐性を恐れることはない。積極的に使うべきだ。タミフル耐性は、タミフルの濫用が原因ではなく、natural
resistance(タミフル耐性を自然に身に付けたウィルス)である。もともと(タミフル多用によってできた)タミフル耐性(があったとしても)は感染力が弱く流行はしがたいはずだ。これらの予想は悉くではないが外れている。タミフル耐性は大流行し、しかも感染力もある。
natural
resistanceを持つウィルスを選択する圧力はタミフルの多用と考えるのが当然であって、結局、タミフルを沢山使えば使うほどnatural
resistanceを流行させる結果になる。だからタミフルの使用はやはり控えた方が良いのではないか。
似たような話しは、MRSAでもあって、市中MRSAというのが話題になっている。CA-MRSAであるが、community-aquired
MRSA、市中にもMRSAが見られるようになった。これは遺伝子的に調べても、病院の院内感染からのMRSAが市中に出てきたものではなく、自然発生的に市中につまり我々の身の回りにMRSAが出現してきたもの。しかし、なぜこのMRSAが市中に出てきたか?と言えば、病院から漏れでてきてないにせよ、市中で一般人が抗菌薬を安易に使う環境だからなのかもしれない。おそらくここでも選択圧力がかかっていると考える方が妥当ではないか。MRSAはもう院内感染や先行して抗菌薬を使っていたという時代から、ありふれた菌になってしまった。今どき、単なる風邪で抗菌薬を処方するのは藪だが、あらためて余計な抗菌薬は使うべきではないとうことか。
Posted: 月 - 2月 2, 2009 at 07:52 午前
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