上意下達の思考停止 ブタフルの段
H1N1インフルエンザの迅速診断では感度は60%位だと言われいますが、だとすると残りの4割は「Aじゃない→すくなくともブタフルではない」と論理的に短絡するわけで、本当はブタフルでも市井に流れて行くわけです。医療機関からAじゃないブタフルでないとお墨付きをもらい、安心して他人にうつしている可能性もある。でもそれでいいのかもしれない。下手にブタフルとわかると、その都道府県は学校や保育園が一斉に休校になり、子供が自宅に待期となると保育園を利用する母親が職場に行けなくなる、、、、偉い迷惑となる。
滋賀県でも大学生がH1N1インフルエンザが陽性に出たとニュースが出て、さらに知事が滋賀県の学校、保育園の閉鎖を宣言したとテレビで見て、のけ反ってしまった。有効性の無い機内検疫水際作戦の次は、なんでもかんでも休校宣言だ。滋賀県の場合は神戸帰りの大学生であって、高校生でも中学生でも小学生でも保育園児でもない。なぜ休校なんだ??知事はパフォーマンスしないとダメのなのかしら? 行政には、感染症の専門家や公衆衛生医、疫学者は居ないらしい。保健所長は公衆衛生医じゃなかったのかな?水際作戦の有効性評価を今しろとは言わないけど、あれはなんだったの?学校の休校は有効なんですか?大阪の知事は、1週間の休校について今後さらに延長するかどうかを日曜日に検討すると言う。一旦始めたらどこで止めるかは難しい。臨床の抗菌薬もそうだ。米国では休校措置は感染のスピードを抑える効果はあったかもしれないが、感染自体は止められなかったしている。大阪や兵庫の休校は1週間しても感染が止まらなかったらさらに延びるのか?もしその時点で感染が止まらないとしたら、休校措置そのものに効果が無かったと考えなくてもいいのか?初めから休校は有効だと決めているからド壺に嵌まる。水際作戦も初めから有効だと決めてかかっていた。 H1N1インフルエンザの迅速診断では感度は60%位だと言われいますが(米国で66%、日本で80~90%らしい)、だとすると残りの4割は「Aじゃない→すくなくともブタフルではない」と論理的に短絡するわけで、本当はブタフルでも市井に流れて行くわけです。医療機関からAじゃないブタフルでないとお墨付きをもらい、安心して他人にうつしている可能性もある。でもそれでいいのかもしれない。下手にブタフルとわかると、その都道府県は学校や保育園が一斉に休校になり、子供が自宅に待期となると保育園を利用する母親が職場に行けなくなる、、、、偉い迷惑となる。 それもこれも国からの命令は上意下達で、現場の意見を反映せず、どんな事態でも原則論で押し通す。まだ水際作戦やっているんですよね、今週いっぱいくらい、、、、でもあの熱感知モニターは、今度はブタフルを輸出しないように、出国者に向ければいいんですね。破綻した水際作戦を政府の中止命令があるまで虚しく実施する、、、第二次世界大戦の旧日本軍と同じだな、、失敗の本質―日本軍の組織論的研究
(中公文庫)
が名著です。この本、私が行政医になったその昔の管理職研修の推薦図書でした、、、
さて、どっちに行こうか?いざ鎌倉?
Posted: 水 - 5 月 20, 2009 at 01:29 午後
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